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しゅうかつシリーズ~ボクにも言わせて「アート・絵画を語ろう5 西洋美術編③:バルビゾン派ってどうよ?」~「印象派でもやはり太陽へのオマージュじゃないかと思うのよ」「あの頃の自分は、音楽にも絵画にも光を感じてたんだよ。ジョン・レノンとかフーやスモールフェイセズやバーズやジェファーソンエアプレインとか聴いては光を太陽を感じてたんだよ」~「羊飼いとか種まく人みたいなのに出てくるあの夕日?」「しばらく絵の近くに立ってました。まさに太陽だったね」~

模話1「アートだよ、全員集合」

模話2「ビックリマーク入るんだよ、全員集合!だよ。もう全員集合してるから(笑)」

模話1「そもそも自分がなんで絵画とか見に行き出したのかって…思い出してみたよ」

模話2「初めは教養の一部みたいだったのに…絵までかき出したんだからね。油絵まで描いてたよね?」

模話1「精神的な癒やしの一環ともいえたけどね。色鉛筆が手軽だったから色鉛筆が主体になっちゃったけどね」

模話2「タイトルに使ってるやつは失業してたときに公共訓練でWeb制作したときの使い回しだよね(笑)」

模話1「うん、ペイントで描いてWeb作品の画像にしたやつさ」

模話2「もっと描けばいいのに。それにしても過去数百点あった作品を捨てたのはなんで?」

模話1「自分で描いた作品だけどネガティブな影響が強いと感じてさ。自分を成長させるために捨てたんだよ」

模話2「後悔はしてないの?音楽まで全部音源まで捨てたんだよね?」

模話1「後悔はないよ。香港で描いたマンガと、日記まで一部捨てたのは残念(笑)、でもしゅうかつの一環でもある。自分の中の世界にはすでにあるものだし、忘れてても情報は入ってるよ。捨ててよかったかな?少しは精神的に軽くなったから。死ぬまでに新しいものをポジティブなかたちで創っていこうと思ってるわけよ」

模話2「話戻すと、もわくんはなんで美術館とかに通いだしたわけ?」

模話1「そうそう。それを思い出したんだよ。それは太陽のせいです(笑)」

模話2「なんだその文学作品みたいな言い種は(笑)」

模話1「20代半ばに60年代ロックにはまったときあるじゃん?」

模話2「うん」

模話1「あのときヒッピームーブメントの意味になんとなく気づいたのさ」

模話2「それが太陽?」

模話1「うん。あのフラワームーブメントは太陽を讃えるという共通の感覚があったんだと思うわけ」

模話2「確かにピーターマックスのサイケな絵には太陽がいっぱい出てくるよね。デッドのアルバムも太陽讃えるやつあった気がする」

模話1「まあ、代表的なのはビートルズだよ。絵画の印象派でもやはり太陽へのオマージュじゃないかと思うのよ」

模話2「例えば天照とかに通じる太陽への信仰心の発露ってこと?」

模話1「まあ、そうだね。日本の太陽信仰に関しては、平家の祖先がペルシャからゾロアスター教を持ち込んだという説だとか、さまざまあるらしいけどさ。とにかく、60年代後半のサイケなアートには曼荼羅だとか東洋的な色彩も影響してるかもしれない。発言はイメージだけどね(笑)」

模話2「アルバムジャケットもモーリスドニやゴッホみたいに色が華やかだしね」

模話1「まあ、とにかくあの頃の自分は、音楽にも絵画にも光を感じてたんだよ。ジョン・レノンとかフーやスモールフェイセズやバーズやジェファーソンエアプレインとか聴いては光を太陽を感じてたんだよ。彼らも同じように感じたと思う。こんなこと言うと狂ってるって思うかもしれないけどさ(笑)」

模話2「ニューエストモデルの歌詞にもどこにいても光を感じるってあったね」

模話1「どっちかといえばボクはサウンドから太陽を感じるタイプだから、歌詞からじゃなく、音から感じ取ってたね。はっぴいえんどや初期のRCとかを聴いてたかな?音から太陽的な感覚が入ってくるんだよね。後にグリーディーグリーンとか中村一義さんとかが…中村さんは太陽って傑作アルバムもあったね…くるりにしても、サニーデイにしても、太陽を感じ取って音楽をつくってる人たちは結構いるよね」

模話2「加藤ひさしさんとかもかね?」

模話1「そうだね。日本のサマーオブラブの大家だね(笑)、加藤くんは。ミッシェルガンはハードボイルドな感じにとられるけど初期は太陽を感じさせる作品はあるよね。ストロベリーガーデンとかブルーナイロンシャツとかブランドニューソング?とかね」

模話2「しゅうかつロックになってるよ(笑)」

模話1「ドニも写実主義からは音楽が聞こえないって言ってなかった?」

模話2「切り離せないものではあるよね。アートや音楽、芸術一般は」

模話1「太陽を感じさせる絵を探してたときにさ、すごい作品に出会ったよ」

模話2「後期印象派とかじゃなくて?」

模話1「バルビゾン派の特にミレーの太陽だよ」

模話2「羊飼いとか種まく人みたいなのに出てくるあの夕日?」

模話1「そうなんだよ。ミレー展だけでなく山梨県立美術館にもいってみたよ」

模話2「どうだった?」

模話1「画力含めて、しばらく絵の近くに立ってました。まさに太陽だったね」

模話2「ゴッホもミレーを模写してるくらい尊敬してたよね」

模話1「太陽をミレーの作品に感じ取ってたかもしれないね」

模話2「バルビゾン派を好きだったのは意外だったけどね」

模話1「ドービニーとかテオドールルソー?とかも一時期は覚えてたよ。いまは忘れたけど(笑)。光を絵画の中に見ることができるから、人気あるのはわかるよね。自然が美しいし」

模話2「印象派はバルビゾン派の影響あったらしいしね」

模話1「ロマン派あんまり好きになれなくてさ、主題とかどうでもいいの。ボクは。太陽の絵画での表現を見たかっただけだから(笑)」

模話2「続く~」