しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第41回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈ビートルズについて④ 第三期~第四期ビートルズマイブームの話 「実はさ、ビートルズは下手な連中には難しいんだよ。簡単そうにおもえるじゃん?」「そうは思わないけど、もっと複雑そうな音楽よりはシンプルじゃない?」「ところがだ!」「なにさ?」「ボーカルが真似できない。ビートルズ四人でやってる音楽と同じようには聴こえない。随所に工夫が施されていてタイミングがとれないとか」~ ほか〉」
模話1「第四期から第五期ビートルズマイブームの話だけど…第三期をもう少し詳しくね」
模話2「大学卒業後にロックンロールジョンレノンとサイケデリックビートルズを並行して聴き込んだ時期が第三期ね」
模話1「人生通して考えるといちばんジョンレノンビートルズどっぷりの時期でした」
模話2「ロックンロールジョンレノンの時期ははイカ天のバンドブームでやっとはじめてステージに出るバンドを組んだ時期に重なるわけだね」
模話1「そうであった。やはりさあ、バンドをやるとさあ、あんまり頭でっかちにならなくて済むとこあってさ。実際に演奏してみると、バンドのアンサンブルとか音楽的な力関係みたいのがあることがわかってさ、偉そうなこと言っててもちゃんと弾けるほうがバンドでは信用されるわけよ…バンド運営考えたり、パフォーマンスを考えると、よりジョンレノンの偉大さもわかろうってものだよ」
模話2「イカ天ブームはロックのブームではなかったじゃない?あくまでバンドブームであったわけでしょ?」
模話1「日本人的良さでもあってさ、バンドならなんでも受け入れる風潮もあってさ、いろんなジャンルの音楽を聴くようになる機会でもあったのよ」
模話2「なるほど。バンドでビートルズはやってたの?」
模話1「アイアムザウオーラスにルーシーインザスカイ~くらいかな?」
模話2「バンドではあまりやらなかったんだね?」
模話1「実はさ、ビートルズは下手な連中には難しいんだよ。簡単そうにおもえるじゃん?」
模話2「そうは思わないけど、もっと複雑そうな音楽よりはシンプルじゃない?」
模話1「ところがだ!」
模話2「なにさ?」
模話1「ボーカルが真似できない。ビートルズ四人でやってる音楽と同じようには聴こえない。随所に工夫が施されていてタイミングがとれないとか」
模話2「ストーンズやフーとかはどうだったの?」
模話1「まあ、パンクみたいに速く演奏してみると、なんとかそれなりにそな曲だとわかるんだよね。もちろん難しいのも実は多いのさ。それはね、黒人的なバックビートに深みが出せないっていう日本人的なリズム弱みみたいのもある」
模話2「なるほどね」
模話1「第三期のビートルズマイブームはサイケデリックロックへの広がりとロックンロールへの探究のために結局ビートルズからは離れました(笑)」
模話2「勉強家だからね(笑)。そろで黒人音楽への探究が始まったと」
模話1「そうです。だからね、ロッキングオンからレコードコレクターズ、ミュージックマガジン的な方向にいかざるを得ないわけ。ロッキングオンだとブルースやソウルあんまり出てこないし歴史的経緯わかりにくいからさ」
模話2「一時期は黒人音楽中心だったわけね」
模話1「何年間はブリティッシュビートのルーツミュージックを中心に勉強した。シカゴ経由して南部カントリーブルースやソウル、ゴスペルを勉強。かなりたった後にまたフーをきっかけにロックへ回帰しました」
模話2「ビートルズ第四期はいつ?」
模話1「またバンド始めた頃にビートルズコピーバンドに誘われました」
模話2「それがいつくらい?」
模話1「40代初めだね」
模話2「次回はその内容だね」
【続く】
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