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WEAVER LAST LIVE 「Piano Trio 〜2004→2023〜」

2023/02/26
WEAVER LAST LIVE
「Piano Trio 〜2004→2023〜」
@神戸国際会館

2004年、神戸の高校生で3人で結成されたWEAVER。

2009年にメジャーデビューし、今年2/26に終止符を打った。


3人の故郷神戸には最後の瞬間を見届けようと沢山のファンが集まった。


開場中はWEAVERにゆかりのあるアーティストの曲が流れていた。


同じ事務所でライブの共演経験も複数あるflumpoolやPerfume。
ボーカル杉くんと同じ誕生日でそれがきっかけで一緒にライブをした川谷絵音さん(ゲスの極み乙女)など。

私は、東京に遠征して対バンライブを見に行った雨のパレード「Tokyo」が流れていたことが印象的だった。
ちょうど会場入りした時に流れていて一気に思い出が頭の中を駆け巡った。


気持ちの高まりが押えきれない中、1曲目「66番目の汽車に乗って」でライブはスタート。
綺麗なピアノの旋律で幕を開けた。


最後にふさわしい清楚で凝ったデザインの素敵なジャケットを身にまとった3人に釘付けとなった。


「トキドキセカイ」では、べーちゃんが勢いよくドラムを叩く場面が毎回印象的。

「Boys&Girls」は聞くだけで楽しい気持ちになれる。
" さあ飛べ!飛べ!全力で
あの空まで届きそうなJump "

ライブの定番曲は今回も私たちの心を踊らせてくれた。

「夢じゃないこの世界」
私が人生で初めて買ったCDだ。
フルで聞けるとは思っていなかったから始まった瞬間に鼓動の高まりが抑えきれなかった。
ポップだけど優しくて綺麗な曲。

「海のある街」
神戸港開港150周年の記念事業で起用された曲だ。
神戸の海の曲を神戸で聴くことができる。なんて素敵なことだろう。

「タペストリー」「こっちを向いてよ」
WEAVERは落ち着いた曲もとても好き。
一つ一つのメロディや歌詞に想いがこもっているのが伝わってくる。
切ないけれどその中にある優しさも愛おしい。


「on the rail(seeing the scenery)」で幕を開けたメドレー。

個人的に「You」が聴けたことがとても嬉しかった。入ってると思ってない曲が入ってくると本当に嬉しい。

"Handmade"の中で1番好きな「アーティスト」「偽善者の声」
"Night Rainbow"の中で一番好きな「KOKO」
"流星コーリング"の中で一番好きな「Loop the Night」
ラストアルバム"WEAVER"の中で一番好きな「キューブライト」
これでもかというほど好きな曲が詰め込まれていた。メドレーは「次何が来るのかな」というワクワクが常にある。

「on the rail (arriving at the terminal)」でメドレーは終了。
WEAVERの駆け抜けた歴史を、列車に乗り窓から顔を出して眺めている気分だった。


MCを挟み、『大切な曲』として始まったのは
「僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜」
私はこの曲をきっかけにWEAVERを知った。
この曲が無かったら、もしあのタイミングでLISMOのCMソングに起用されていなければ、もしかすると私の中で2010年から続くWEAVERの歴史は無かったかもしれない。

出会ったきっかけの曲を最後のライブで聞けて本当に嬉しかった。自然と涙が溢れていた。
抜粋すると長くなってしまうが歌詞が本当にいい。

「くちづけDiamond」
この曲もWEAVERにとってはかなりの転機だっただろう。私の友達もこの曲だけ知ってる!と言っていた。
メロディが明るくポップで楽しい曲なのでさっきまでの涙はおさまり笑顔で見ることが出来た。

「管制塔」
さっき笑顔になったばかりの表情はまた一瞬で崩されてしまった。
私がWEAVERで1番好きな曲が「管制塔」。
間違いなく人生で1番聴いた曲だし、何度聴いても胸を締め付けられるものがある。
他の曲には無い強いピアノロック、ただ強いだけではなくピアノの繊細な旋律と切ない歌詞。
優しいWEAVERとは対照的な真っ赤な照明に照らされるWEAVER。
号泣しながら必死に手を上げた。

「Free will」
今回のライブでは声出しが可能になった。
数年ぶりにコールアンドレスポンスが出来る「Free will」。
久しぶりに歌ったけれどやっぱりコーラスにしては音階が難しい。笑
でも皆で作り上げている感覚がとても好きな曲。

「Shall we dance」
これもライブの定番曲。
始まるだけでテンションが上がるし、気持ちが明るくなる。

「On Your Side」で本編は〆。


声出しが可能になったことで実現したアンコールでの「うぃーば!うぃーば!」のコール。
懐かしい気持ちになった。
最後にこの時代が戻ってきてくれて本当に良かった。


アンコールはアコースティック調のメドレー。
杉くんがギターを弾く隣でピアノの連弾をするおっくんとべーちゃん。
最後にこの景色が見れるだなんて夢みたいだった。

「春に」
おっくんが唯一メインボーカルを務めるサブスク等にもないレア曲。
最後にこの曲を入れてくれたのも嬉しい。
数年前に初めてFCイベントを開催した際、ファンからの投票で1位に輝いたのがこの曲だった。久しぶりに生で聞けて嬉しかった。

WEAVERはもちろん自分のやりたいことも悔いのないように形しているけれど、しっかりファンの期待にも応えてくれる。


そんなWEAVERにお返しするように「Shine」では客席からのサプライズが。
間奏明け、スマホのライトを点灯し、全員で左右に降った。
客席からだと正直どう見えているのかは分からなかったが、杉くんが声を詰まらせたのが全てだと思った。

Shineは聴くだけでいつも幸せになれる、自然と笑顔になれる曲なのに今回は大号泣しながら見た。

Shineもライブには欠かせない曲だ。
最後に素敵な思い出を作れてよかった。


「白朝夢」でライブは幕を閉じた。



ライブが終わり約1週間。
まだまだ放心状態だ。
人生でこんなに余韻を引きずっているライブは初めてかもしれない。

それほど今回のライブは私の人生にとって大きな出来事だったと思う。



3人それぞれ別の道に進んでも、これからも沢山の喜びを沢山の人に届けて欲しい。

お疲れ様でした。
そして、素敵なライブをありがとうございました。


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