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私、あなたと結婚すると思う。


私、あなたと結婚すると思う。


こんなことを言われるのも言えるのも
創作物の中だけだと思っている。

しかし、私の叔父とその妻(義理の叔母?)は
この言葉で結婚したんだという。


二人は同じ職場で出会う。
妻は叔父に会った瞬間に
この人と結婚する。と思ったらしい。

特別ロマンチストな性格でもないし、
結婚を急いでいた訳では無い
だけど、もう、この人しかいない。と

よくあるハートを打ち抜かれた感覚?

ううん、安心したんだよね

それを聞いて、二人の姿を見て、
この二人が運命なのをとても納得した。


世の中には運命の人がいるという

一般的な定義としてはお互いがたった一人の運命の人としてお互いを選ぶことなんだろう。

でも、私は運命の種類はいくつかあると思う

よくあるようなお互いが運命の人の場合。
片方が運命の人の場合。
そして、徐々に運命の人になる場合。

片方が運命の人、というのは
私にとって貴方は運命の人だけれど、
あなたにとってわたしは運命の人ではない
ということ。

そんなの運命と呼べないのかもしれない
でも、そういうこともあると思う。

好きな映画の中に
「愛がなんだ」という作品がある。

作中で登場する主人公は一人の男を愛してやまない。その男からの愛情が自分には全く無いとわかっても。しまいにはその男自身になりたいとまで思うほどに。

この主人公にとってその男は運命そのもの

でも、男にとっての運命の人は彼女ではない

そういう運命がそこら中に散らばって
恋愛、という関係性を構築していると思う


徐々に運命の人になっていくというのも
運命と呼べるのかは曖昧なところ

徐々に、というよりも、いつ運命と気づくか
と言った方が的確なのかもしれないなぁ

出会った時?好意に気づいた時?
結ばれた時?別れた時?
その人以外の人と結ばれた時?

気づくのが、仕舞いになってしまった後でも
心にほの暗い心地良さを残すのが運命なんだろう


そんな運命の人にいつ出会うのだろう
もしかしたらもう出会っているのかな


運命の人と結ばれたいなんて
そんなぜいたくは言わないから
せめて出会ったことに気づかせてほしい






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