秋の魔物と上手くやる

秋頃、私のカメラロールを占拠するのは
自室から撮った夕焼け空の写真だ

大体17時から18時頃
私は最悪な睡眠から目を覚まして、
その罪悪感を振り払うようにシャッターを切る

秋になると私は1年の中で一番の不調期になる
身体は寝ても寝ても気だるく重い
心も前向きな考えが出来なくなる上に
他人に対してもどこか優しくすることを忘れる

何も出来ない自分を嫌悪し、
何かを成し遂げようとする
でも、身体が動かない。できない。
そしてまたできない自分に嫌悪感を抱く

どうして毎年こうなるのか
自分の思い込みやトラウマからなるものだと
考えていた

しかし私のこの症状には名前があるらしい

季節性感情障害（SAD）

(最初に言っておきたいのは、
病院に行って診断されたわけではないので
あくまで自称であるということ)

その症状を見てみると全く私と当てはまった

本当にそれなのかはわからないけれど
自分の甘えから来るものじゃないとわかったことに救われた。仕方ないことだと思えることが嬉しかった。

高校生の頃は自分の甘えのせいだと思い、
自分のことがすごく嫌になっていた
気分転換に外に出ようとしても
気持ちが乗らない、身体が動かない
家の中にいても何をするのも楽しくない

それでも高校三年生の頃には受験と
向き合わなければならなかったし、
週5で朝から夕方まで授業は続いた

しかし、現在私は大学生になり
高校生と比べれば自由な時間が多い

個人的に秋鬱の一番の対処法は
無理をしないことだと思う

無理に今まで以上のことをしないで
できる時にできることをすればいいと
自分自身に伝えてあげたい

みんなもほどほどにゆるく生きよう❕❕