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かつての築地市場の入り口にいらっしゃるお地蔵様

久しぶりに築地にやってきました。テレビ番組のロケです。
訪れたのは2023年2月14日。バレンタインデーですね。
これまで築地には何度もきていますね。直近では、『サンデー毎日』という週刊誌の取材で築地の名物喫茶店「喫茶マコ」を取材した2022年5月です。
そのときは、それなりに観光客はいましたが、かつての賑わいはなくなっていました。それがコロナのせいなのか、市場が豊洲に移転した青果はわかりませんでしたが、今回の訪問で観光客がかつてのように戻ってきていました。待機していたロケバスの運転手さんによれば、まだ中国人観光客がきていないので、その人たちがくるようになったら、もっとすごいことになっているんじゃないかとおっしゃいました。
そんな話をしているときにロケバスからこちらのお地蔵様が見えたのです。
ちょっとお地蔵さんを拝みたいからとロケバスを降りました。

かつて右側に築地場内の建物がありました

以前、『散歩の達人』で「町中華探検隊がゆく!」という連載をやっていたときに築地には場内と場外で一軒ずつ取材しています。場内のお店は「やじ満」さんで、場外は「幸軒」さん。場外の場合はなんの手続きもいらなかったのですが、場内の場合は担当の編集者が窓口に行き、取材の腕章をもらってきて、それをつけて中に入ったのが印象に残っています。
そのとき、編集者を待つ間、ちょうどこのお地蔵さまの前あたりで待っていたように思うのですが、そのときはお地蔵さまの存在には気がつきませんでした。お地蔵さまって、そんな事が多いですね。
今回もたまたまロケ車がその前あたりに止まっていたので、気づいた次第わけです。しかし、このお地蔵さま、なんとも独創的です。

よくあるお地蔵さまのお顔とはまったく違いますね。まず、首をかしげているように見えます。それから鼻が大きいのですが、この鼻はあとか取り付けられたようにも思います。よく見ると、魚のようなものが肩のところに見えますね。これは恵比寿様かもしれません。恵比寿様だと築地にぴったりですね。

お花が供えられていることからもわかるようによくお世話されているお地蔵さまだということがわかります。関係者の方に聞けばなにかわかるかもしれませんね。というわけで、この日はテレビのスタッフから声をかけられたので、ロケ車に戻りました。お地蔵さんとは本当に一期一会ですね。

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