警察によるモネロ追跡
最近、サイバー犯罪に関するニュースが頻繁に目に入るようになりました。特に、未成年による犯罪が増加しており、将来を不安に感じる出来事が増えています。闇バイト、不正利用、誹謗中傷など、深刻な問題が山積しています。こうした問題が解決される日は来るのでしょうか…。
最近のメルカリ架空取引の事件
最近、ネットニュースでメルカリを利用した架空取引の事件を目にしました。犯人は、出品者アカウントと購入者アカウントを分け、出品者アカウントで高額商品を出品後、購入者アカウントを用いて他人のクレジットカードでその商品を購入していました。さらに、購入者アカウントで配送済みのレビューをすることで、出品者に不正な売上が振り込まれるようにしていました。この売上を銀行口座に入金後、仮想通貨取引所でMonero(モネロ/XMR)に換金し、資金洗浄を図っていました。犯人は匿名性の高いモネロを使用すれば足がつかないと思っていたのでしょうが、結果的に追跡されて逮捕されました。
逮捕の原因
私の考えでは、銀行から仮想通貨取引所に資金を移動し、そのままモネロに換金したことが逮捕につながったのではないかと思います。犯人は手を抜いていたのでしょう。取引所からの開示請求により、犯人の個人情報が明らかになり、そこから足がついたと思われます。
モネロ追跡の偉業
Monero(モネロ/XMR)は非常に匿名性が高い仮想通貨とされていますが、日本の警察がその追跡に成功したことは、大きな成果といえます。モネロの解析に成功したのは日本初とされ、犯人もかなり巧妙な手口を使っていたにもかかわらず、逮捕に至ったことは注目に値します。
資金洗浄について
不正利用で得た「汚いお金」を「きれいなお金」に変える資金洗浄ですが、一般の人々も無意識のうちに共犯者にさせられている可能性があります。例えば、PayPayやLTC(ライトコイン)などの仮想通貨を利用して、知らぬ間に資金洗浄に協力させられている場合があるのです。犯人は、自分のウォレットから他人のウォレットへ不正な資金を送金し、その後、返金を求めて再度資金を戻すことで、汚いお金ときれいなお金を混ぜてしまいます。この操作を何度も繰り返すことで、追跡が困難になります。
信頼できる相手以外からのお金の受け取りには注意し、知らない人からの送金には十分警戒することが大切です。