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MAGUMA
2023年9月29日 19:14
◼️渋谷・昼 げっそりとした女性「戦慄 鹿子(35歳)」が、のそのそと夢羽たちのもとへ歩いてくる。ニヤついている得体の知れない黒いモヤを、冷や汗を流しながら見ている夢羽。平然としている真と無表情の占部。やがて占部の前までやってくると静かに立ち止まり、俯いている顔をおどろおどろしくあげる。鹿子「あなた…占部 千読さん?」占部「……ええ」鹿子「(クスッと笑って)本当にいたんだ……”渋谷の死
2023年9月10日 15:33
◼️渋谷・昼 渋谷の青空。飛んでいる鳥。路上の一角で小さなテーブルを広げ、占いをしている女性「占部 千読(推定30代後半)」が無表情で鳥を眺めながら座っている。どこか空虚な瞳。ヤンキー風のカップルが、ちゃかしにやってくる。ヤンキー彼氏「よぅ姉ちゃん! 俺のこと占ってよ!」ヤンキー彼女「やめときなよ〜どうせインチキだってぇ〜」ヤンキー彼氏「いいじゃねぇか暇なんだしよぉ」ヤンキー彼女「あ
2023年8月27日 11:39
◼️(夢羽の回想)現岡 礼夢の部屋 散らばったオカルト雑誌と、壁に張り巡らされたUFOやUMAの目撃情報の記事。当時8歳の主人公「現岡 夢羽」は、山積みとなった陰謀論系の書物の隣で、冒険家兼オカルト研究家の父「現岡 礼夢」の熱弁をワクワクしながら聞いている礼夢「夢羽。神様に会えるとしたら、どうする?」夢羽「神様に? 会うことができるの?」礼夢「いいか? 夢羽。”事実は小説よりも奇なり”だ