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腸活やアンチエイジングに効果大。小豆の力を最大限に引き出すあんこの作り方


あんこを家庭では作るのは面倒。
そもそも甘すぎて、余り食べません。
という方は、是非、この作り方を試して下さい。
市販品では味わえない、小豆本来の美味しさに気づくと思います。


あんこを作るきっかけ

私が、あんこを作ろう!と思い立ったのは、テレビで小豆が筋肉をつけやすい食材である。と知ったからです。健康マニアの私は、すぐに小豆を買ってきて、自家製あんこを作り始めました。

テレビのレシピの通り、時短で出来るあんこの作り方を試しました。

一晩小豆を水に浸けて翌朝、湯でこぼしして、と作ってみましたが、結構な作業でした。

一晩、水に浸けておくのが、面倒です。湯でこぼした汁にも栄養が沢山入ってるから、熱して、水分を減らして、冷蔵庫で冷やすと、ぷるぷるのデザートになるそう。
それも試してみましたが、熱し方が悪かったのか、固まらなくて、結局、破棄してしまいました。

一晩浸け込まない、湯でこぼさない、レシピはないのか。

探してみると、小豆を一度フライパンで炒ると渋さが抜け、一晩水に浸けなくても、湯でこぼさなくてもよいレシピをみつけました。

これで湯でこぼさないであんこが作れる!と思い、レシピ通りに作ってみました。小豆を炒って、そのまま30分水を加えながら、ひたすら煮る。

お手軽そうでしたが、30分かき混ぜ続けるのが、しんどい。

そして、出来上がったあんこは、皮が固く、口に残るので、あまり美味しくありませんでした。

簡単に美味しいあんこを作りたい

どうしたら、簡単に美味しいあんこを作れるのか。
考えた私は、小豆を炒ってから、圧力鍋に入れて、皮が柔らかくなるまで煮てみる事にしました。

圧力鍋で煮た小豆は柔らかいですが、そのままだと水分が多いので、味付けして15分程度へらでかき混ぜながら水分を飛ばし好みの固さに仕上げます。

夏場作るには、少し暑い思いはしますが、本当に美味しいあんこが出来上がりました。


(材 料)


小豆 500g

水  1500ml

蜂蜜 200g(170gでもOK。若干甘み感じる程度です)
   砂糖だと、400g〜500g必要です。
   なので、是非、蜂蜜で作って下さい。
   但し、1歳未満のお子様には与えないように。

   ちょっとお高いですが、ラカントにすると◎。
   小豆のカロリーのみになります。
   但し、ラカントにする時は、砂糖と同量。

塩  少々

(作 り 方)

①小豆は袋からだして、そのままフライパンで炒る。
   (中火で10分ほど。)
 最近の小豆は、洗わなくても綺麗です。

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10分炒ると、少し色が濃くなります。

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この作業で、茹でこぼししなくても、美味しく炊き上げられます。(テレビやネットで紹介されてました。)

②圧力鍋に炒った小豆と分量の水を入れ、落とし蓋をしたら、

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高圧で5分加熱します。

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高圧をかけて、放っておき、圧力が自然となくなったら蓋をあけます。

③蜂蜜を入れて強火で、10分。鍋底に木べらを沿わせて、焦げないようにかき混ぜます。


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④中火に落として更に5分焦がさないように様子を見ながらかき混ぜます。
時々、餡子がはねてきます。気をつけて。粘度があるので、少しでも火傷になります。

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⑥お好みの硬さになったら、塩を加えて混ぜます。
そのまま放置して、粗熱をとります。

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⑦300gづつ計量して、ラップで包みます。
 これは、好きな分量でラップして下さい。

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⑧ジッパー袋にいれて、常温にしてから冷凍庫に入れます。

1500g程の餡子が出来上がりました。

使う時は、自然解凍や、時間が無ければ600Wで、1分くらいチンします。

ヨーグルトに入れたり、パンに乗せたり、お菓子にしたり。
我が家は、娘の朝ごはんにも入れてます。


オーバーナイトしたオートミールに自家製あんこを入れて、フルーツやヨーグルトをのせます。

自分で作ったあんこなので、余計な物が入ってなくて、安心ですね。


砂糖の代わりに蜂蜜にすると、半分くらいで済みます。
これは、砂糖より蜂蜜の方が甘みを感じやすいからです。味見しながら、自分好みの甘さにしてください。

小豆、あんこについて。

小豆は、日本人に馴染みの深い食品です。
また昔からお赤飯など、お祝いの席でも出される食べ物です。

今も昔も、みんな大好きあんぱん。
沢山あるパンの種類のなかでも、不動の人気があります。
あんこを練り込んだあん食パンも、美味しいですよね。

小豆から出来るあんこは、日本人のソウルフードと言っても過言ではないのです。

先にお話しましたが、小豆は筋肉をつけやすくしてくれます。
そして、アンチエイジングや腸活にも効果が期待される食材なのです。

小豆の主成分を見てみると

        ①炭水化物58.7%
        ②タンパク質20.3%
        ③水分15.5%
        ④灰分3.3%
        ⑤脂質2.2%

低脂質で、高タンパク質な食材です。
だから、筋肉に最適なのでしょう。

一番高い炭水化物ですが、こちらは、腸活に効果がある、レジスタントスターチという人間は吸収しない成分が含まれており、食物繊維と同様の働きがあります。

食物繊維には、水溶性と不溶性があり、小豆には、不溶性の食物繊維が豊富に含まれており、ゴボウの5倍です。これは、腸活だけでなく、発がん性物質を除去するデトックス効果もあります。

小豆の中には、ポリフェノールや鉄分、サポニン、ビタミンB1、カリウムといった、健康効果の高い成分もあります。

ポリフェノールは抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的。

サポニンは中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を控え、血液の流れを良くするので、コレステロール低下に。

カリウムは、塩分の取りすぎにより、ナトリウムが増加した体は高血圧気味になるのをバランス良くしてくれます。

こちらで紹介した作り方だと、湯でこぼしにより減少しがちな、ポリフェノールとサポニンも多く摂取でき、より健康的にお召し上がりいただけると思います。

また、蜂蜜を使うことで、カロリーも抑えられます。
蜂蜜も、実は、栄養たっぷり。ダイエット効果やアンチエイジングの効果もあります。

自分のお好みに合わせて、美味しいあんこを作り、健康な毎日を過ごしましょう!


餡子のハネ防止

追加です。
ハネが怖い場合はこんな感じにすると安心です。油ハネ防止の網でカバーしながら水分を飛ばして見て下さい。
混ぜる手にある程度抵抗が感じられるようになったら火を止めてゆっくり1分くらい混ぜ、そのまま置いておくと、自然と小豆が水分を含みます。冷めるまで気づいた時に混ぜてあげる。放置したままだと上の餡子だけ乾燥しちゃいますよ。冷めたら、小分けして冷凍してみてくださいね。

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