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弱い自分に勝つために続けていること。

ブラウブリッツ秋田所属のJリーガー、増田繁人です。

僕は、自分自身を高めるためにピッチ内外で自分自身に勝ち続けることを大切にしています。そうすることで、小さなことでも自分自身に勝つことで目標への達成スピードが速くなるとも感じています。サッカー選手でありながらピッチ内だけでなくピッチの外でも勝つために大切にしていることを、今回はお届けしたいと思います!

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やるべきことはひとつだけ

高校を卒業してからプロ入り後の4年間は試合出場機会に恵まれず、苦しい日々を過ごしてきましたが、そんな日々を打開するために自分自身の生活や取り組みを改めて整理整頓したことで少しずつ前進してきました。

目標達成に向け効率よく成長するためにやるべきことは「習慣化」です。

ゴールに向け細かく計画を立てること。そこに見えてくるやるべき事の数々。やるべきことのサイズは大きなものから小さなものまで様々ですが、何事も習慣に落とし込むことがベストだと考えています。習慣に落とし込むこととルールを決めることは、自分の中では少し違う感覚です。まず目的や目標が第一にあって、そこにたどり着くためのTo Doを習慣化していくイメージです。

過去の自分を振り返ってみると「持続力がない」「誘惑に負ける」といった短所がありましたが、自分が描いた目標達成のために「やらなくていいや」と妥協しようとする自分に打ち勝たなければならず、そのためにも習慣化が必要だったと捉えています。


習慣化の第一アクション

取り組み始めた最初の習慣は『サッカーノートに何か一言でも書くこと』でした。

小さな小さな一歩でしたが習慣になったことによって自分自身へ勝ったという成功体験にもなりました。もちろん誘惑に負けてしまったり妥協の末、うまくいかないこともあります。やるべきことをやらなかったり、筋トレを後回しにしてしまうなど誘惑に勝つのって難しいですよね。
ただ、誘惑に負ける時って心が一瞬反応すると思うんです。「まぁいっか」「やらなくていいや」と心が嫌な方向に震えた時、それを『立ち向かうスイッチ』として捉えるようにしています。

次第にそのような日々の小さな習慣の積み重ねが、徐々に結果に表れるのを肌で実感するようになりました。
例えば、タフなフィジカルトレーニングでさらに追い込めるようになったことやキツイ状況でも自分に勝てるようになったこと。試合では試合終盤でも運動量が落ちず走り続けられるようになったことと球際の勝負強さが上がったことなどプロサッカー選手として目に見える結果でも感じています。
[小さな心の揺れ]を立ち向かうスイッチとして自分に勝ち続けたことで、[大きな心の揺れ]にも勝てる習慣がついてきました。

変化はピッチ外でも表れ、目標への達成スピードが高まっていくことを感じています。細かく計画を立て習慣化したことによって、やるべきことが明確化したこと、そして小さな達成を繰り返すことにより自己肯定感が上がったことは非常にポジティブでした。ピッチ内外ともに良い結果を得られるようになっていきました。

僕自身もまだまだ成長中ではありますが、まずは何事も小さな行動から始めてみると良いと思います。本を1ヶ月で3冊読むのが難しければ、毎日手に取って開くだけでも良いですし、数ページ読むだけでも良い。小さなハードルを超える習慣を実践していくことで継続力も上がっていきます。
この習慣を継続出来れば、大きなハードルをも乗り越えられるはずです。

そしてもう一つ、『やらなくていいことをやめるために』大切にしていることがあります。それは、長期的な視点で自分にメリット・デメリットがあるかどうかを軸に考えることです。例えば暴食してしまう場合、短期的に見れば美味しいもの、食べたいものを食べられることに幸せを感じますが、長期的なメリットは多くありません。反対に、長期的なデメリットとしては太ってしまったり体調が崩れやすくなったりと問題を抱えることになりかねません。

このように今やるべきことなのかどうかを長期的な視点で考えていくと判断がしやすくなっていくと思います。


まとめ

今日は、僕が取り組んでいる習慣化の考え方についてお届けさせていただきました。今後もピッチ内外で意識していることやチャレンジしていることをnoteで発信していきますので、是非楽しみにしていてください!!

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〈PROFILE)増田繁人

1992年6月11日生まれ。千葉県鎌ケ谷市出身。高さに絶対の自信を持つDFで、現日本プロサッカー選手会副会長。流通経済大学付属柏高校3年次は主将を務め、同校の第89回全国高等学校サッカー選手権大会ベスト4入りに貢献。2011年、Jリーグ・アルビレックス新潟に入団。2013年はザスパクサツ群馬へ、2014年は大分トリニータ、2015年はJ3のFC町田ゼルビアへ期限付き移籍。2016年アルビレックス新潟に4年ぶりに復帰するも翌年FC町田ゼルビアへ再び期限付き移籍。2018年ファジアーノ岡山へ完全移籍。2020年に藤枝MYFCへ完全移籍し、2021年にブラウブリッツ秋田へ完全移籍。

協力:NPO法人izm

NPO法人izm(イズム)は、アスリートおよび育成年代の選手向けにキャリア支援や社会活動のサポートを行っています。



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