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大好きな人達に


#私にとってはたらくとは


私は生活の為に働いている。

実家には絶対に頼れない。だからちょっと身に余るくらいの保険に入ったくらいだ。

私一人の収入で、私一人生きていく。の為に私は働いている。そこに「やりがい」は求めていないので正直職業は何でも良い。

といっても私はド文系なので昔から数字は苦手だし頭を使うよりは身体を使う派。人見知りだし強気にいけないから営業は論外。機械音痴。手先は不器用。それから、介護士を経てビビりが発覚したので命に関わる仕事もダメ。

……みたいな感じで、今は小売店で働いている。かつての先輩の勧めだったが、結構自分には合ってると思う。時々売上とかの数字に混乱するけれど、自分でルートを描いて品出ししたり、閉店の片付けをするのは割と得意だ。絶対バイト経験が生きてる。

けど、そこで「店長になりたい!」という夢はない。正直永遠にヒラで良い。生活出来るし。

じゃあ私にとってはたらくとは?



忙しくて焦っていたり、人が足りない時、考えていることがある。

「あの人達なら、どうする?」

高校1年生、挨拶も出来ない私を1から育ててくれたあの人達ならこういう時、どうする?

私はいつも焦って周りが見えなくなるから、代わりに回してくれた。……でも今、その人はいない。

人が足りなくて仕事が終わらない時、残ってくれていた。……それなら、私がそうなれば良い。

そうやって、私はあの人の背中に近づいていきたい。「はたらく」のは、その為の練習。

ずっと大きかった背中に追いつけるように。

それから、私を育ててくれた人に恥じない私になるために。

欲を言えば、そういう私を見て、同じように「こうなりたい」って思って貰えるように。

そんな人になる為に、私は働いている。


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