Pont des Arts

「もういいや。関係ない。面倒くさい。」を言わなくしてから景色が変わった受けた恩は石に刻…

Pont des Arts

「もういいや。関係ない。面倒くさい。」を言わなくしてから景色が変わった受けた恩は石に刻み与えた恩は水に流す冷めた鉄は打てるようになるまで温める何だかんだ気づくのが遅い食べるために生きる芯はあるが柔らかい

マガジン

最近の記事

「約束」の賞味期限

人はいろんな人といろんな場面でいろんな形でいろんな内容の約束をする。 あまりに近い間柄だと、その内容に反して時に軽いものになってしまったり。 失ってしまった信用を取り戻すには途方もない努力が必要で、どれほど努力しても二度と元に戻らないこともある。 外では言われなくても当然必ず守るのに、長く連れ添っている妻との約束は守れなかったことも多々あるにもかかわらず、言い訳をして反故にしたことがどれだけあったことか。 一度、婚姻関係を解消しそうになったことがあり、そのとき初めて自分を

    • 家事見習い

      ちょっと前からやるようになりまして。 掃除、洗濯、アイロン掛け、日用品の買い物や片付け、それに料理と、その家ごとにボリュームは違えどやる内容は大体こんなもんかと。 一人暮らしはしたことがなかったものの、家庭環境が少々アレだったこともあり家事全般10代の頃からやってたお陰で抵抗感もなく色々とそこそこできるんです。 なんなら割に丁寧なんです。 薬は飲んでいるものの、今は骨転移の影響でベッドから起き上がっただけでも背骨が折れてしまうほど脆くなっている。 それでも妻は家事をなかな

      • 「笑い」という薬

        結婚してもう20年を超えたが、今が一番賑やか。 でも自然体で笑ってるときがどれくらいあるだろう。 藁をも掴む思いとはこういうことだと思い知る。 「笑い」は免疫力を高めると聞く。 医者いらずのりんごも、きのこもレモンも、体にいいといわれるものは祈る気持ちで試してる。 一昔前は不治の病といわれ、また現代科学でもモノによってはなかなか根治が難しい癌と妻が闘ってもう6年。 一時は鳴りを潜めていたように感じていたが、ジワジワと蝕んでいたとは。 こうなるかもしれないと感じていたのでそ

      「約束」の賞味期限

      マガジン

      • 勝ち戦
        2本
      • 陽転思考
        1本