『わたしと相続の100日物語』⓭週目
Twitterにて連載中の『わたしと相続の100日物語』の13週目(1/24~1/30)分をご紹介します!
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1/24(火)
再度、まさおの昔の戸籍を請求していたゆきこ。無事に返送してもらえて一安心です。
ゆきこ「戸籍の収集も大変だわ」
【専門家によるひとことメモ】
戸籍謄本(とうほん)とは、役所に保管されている戸籍の原本全部(全員の記載事項)を写した書面のことで、戸籍抄本(しょうほん)とは、戸籍の原本の一部を抜粋して写した書面のことです。
相続手続きでは、相続関係を証するために戸籍を必要とするため、全部記載されている戸籍謄本を取得しておいた方が安心です。
1/25(水)
お正月にもらった年賀状に対して、寒中見舞いを送るのを忘れていました。
ゆきこ「危ない危ない💦」
【🐶マサユキからのひとことメモ🐶】
「ワンワンッ(なにしてるの?)」
1/26(木)
かずゆきに任せておいた、コスモス銀行の手続き書類が無事に届きました。
ゆきこ「これで銀行の書類もそろったわ」
【専門家によるひとことメモ】
多くの場合、銀行所定の書類(「相続届」など名称は様々です)が届き、相続人全員で住所氏名などを記入して実印を押印します。書類は郵送または窓口で提出することになりますが、銀行によりますので事前に確認しましょう。
1/27(金)
疲れがたまってお寝坊のゆきこ。マサユキが起こしに来ました。
ゆきこ「明日は子どもたちが帰ってくるんだから、最終確認っと」
【専門家によるひとことメモ】
相続手続きは、ひとつひとつこなしていけば難しくありませんが(書類を請求して、記入して、提出して、など)、同時進行でたくさんの手続きを進めることになります。ゆきこさんのように、休めるときはゆっくり休んでくださいね。
1/28(土)
銀行の相続書類の作成(署名と押印)のために、子どもたちが帰ってきました。
ゆきこ「戸籍と印鑑証明書もありがとう」
【専門家によるひとことメモ】
ほとんどの相続手続きにおいて、相続人全員の実印の押印と印鑑証明書の添付が求められます。
印鑑証明書は還付されないこともあるため、手続きの数に合わせて複数枚取得しておくとよいでしょう。
1/29(日)
まさお名義の銀行預金について、どのように相続するのか具体的な話し合いが行われています。
ゆきこ「ひとまず、いったん私の口座に入れてもらいましょう」
【専門家によるひとことメモ】
これがいわゆる遺産分割協議です。必ずしも法定割合(法律で決められた相続割合)である必要はなく、相続人で話し合って全員が合意すればどのような分け方でも問題ありません。
1/30(月)
昨日まさおの預金について分け方が決まったところで、各銀行に手続きの予約をします。
ゆきこ「これでコスモス銀行も凍結ね…」
【専門家によるひとことメモ】
銀行は、名義人の死亡を知った時点で口座を凍結させます。電話予約のタイミングではなく、ネットで書類請求した時点で銀行には死亡が伝わり、口座は凍結します。
詳しくはこちらをご覧ください。
銀行は死亡がなぜわかる?凍結のタイミングと預金を引き出す2つの方法
※続きの⓮週目は、noteでは2/6(月)に公開します!
どうぞお楽しみに✨