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暗殺者のパスタ漁師風

久しぶりに休日の一人メシとなったので、チャレンジングなパスタを作ろうと思って、先日の「階段が好き」さんの記事を思い出しました。

血のような色になるので、こんな物騒な名前が付けられているようです。
作り方を要約すると、パスタを乾麺のまま直接フライパンで焼きながら若干焦がしつつ、トマトスープで煮つめていくというものですな。
要するに、和食で言うたら「おこげ」みたいなもんですわ。
あ。また自分の中の土井先生が出てきそうになりました。

正式レシピでは、トマトピューレとトマトペーストを使うようなのですが、そんな洒落たものは常備していません。
ケチャップくらいあるだろうと思っていたら、それさえもなかった。
そんなことではメゲないのだ。

フレッシュトマトを使うことにしました。
そして、サバの水煮缶、おそらく旨味が足りないと思われたのでベーコン、にんにく、鷹の爪(撮り忘れ)、玉ねぎ(途中で入れることにした)を使いました。
サバ缶が入ることで、ペスカトーレ(漁師風)寄りになったということです。

にんにくと鷹の爪をオリーブオイルで熱します。
となりで800ccの水でトマトを2個を茹でます。
正式レシピのトマトピューレやトマトペーストの分量からすると、4個を全部投入しても足りないくらいですが、一人にトマト4個なんて!と自分の中の小市民が出てきてしまって、日和ってしまいました。
水800ccって何だか多いなあと感じましたが、そこはレシピ通りにしました。
後でこの直感に従うんだったと後悔しましたが。

アクはすくい取っていきます。アク取りは反射的に行なっているだけで、良いことなのか悪いことなのか知りません。

ニンニクがいい感じになってきたら、一度火を止めてベーコンを投入です。

ベーコンもいい感じになったら、ついにパスタ(1.4mmスパゲッティ)を投入。
続けて、甘味が足りないと思われたので玉ねぎ、サバ缶を汁ごと投入です。
見たことない光景に、興奮です。
家で一番大きいフライパン(28cm?)でも若干はみ出ます。

数分後に裏返すと、焦げ目があります。
メイラード反応ってます。
わくわくします。

裏面も焼いたあと、スープを全量投入です。
レシピでは麺の固さをみながら少しずつスープを投入とありました。
それではスープが余ったら、どうするんだ、ええい全部入れてやれ!との決断でした。
入れた後のフライパンを見て、ああやっぱり水の量が多いな、そして1.4mmスパゲッテイでは細くて茹ですぎることになるだろうということが、経験上わかってしまいました。
ぬー、後の祭りです。

強火にしましたが、なかなか水分が飛びません。

10分近くで、ようやくこんな感じ。
ソースも焦がし目にしていきます。
いつものように、追い込みでは撮影できる余裕はなくて。
クレイジーソルト、塩、胡椒で味を整えていきます。

トマトの量が少なく、サバの色もあって、どす黒くなってしまいました。
漁師に扮した暗殺者に殺されて海岸に打ち上げられたようなパスタです。
パセリがあれば少しはマシだったかも。
見た目、おいしそうではありませんが、なかなか深い味わいでした。
いや、激うま!と言えなくもないです。
やっぱり麺を茹ですぎたところが減点です。
あと1回作れば、自分のものにできそうな感じです。
スパゲッティ・アッラサシーナ・エッペスカトーレ!(てきとうです)
ボナペティート!
それではまた。

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