見出し画像

スパイダーマン新作を観た 最初のピーター役が殊勲章だ

2022年2月28日

 1ヶ月以上前に観たのですが「スパイダーマン ノーウェイホーム」の感想を書きます。

 評点は4.5としましょう。4.5は一年に一回あるかどうかです。高い評価を付けたので、記事にも残しておこうかと。でもオリジナルな感想は書けそうにないですが。

 スパイダーマンシリーズは3つのシリーズがあります。サムライミ版スパイダーマンと、アメージングスパイダーマンと、マーベル製作(アベンジャーズスピンオフ)スパイダーマンです。それぞれ3作、2作、そして今回のマーベル製作が3作品目なので8作品あるということです。
 個人的にはアメージングスパイダーマンをララランドスパイダーマン、マーベルスパイダーマンをデューンスパイダーマンと呼んでいます。女優の代表作で認識しているだけです。

 一番好きなのは、サムライミ版ですね。「死霊のはらわた」「クイックアンドデッド」「シンプルプラン」などの秀作を撮り、好きな映画監督の一人です。
 主人公のピーターパーカーの普段の地味な性格と、獲得したスパイダーマンという能力、そのギャップが映画に深みを与えていました。このあたりは他のシリーズに無いですね。特にマーベル版には皆無です。

 アメージングは知能指数低めで残念でした。知能指数低め設定なのに、2作目の最後に何てことをするのだと思ってしまいました。だから3作目が無かったのだ。

 ただ恋人役女優に関しては、サムライミ版は低評価です。舞台女優設定で歌唱力が必要だったのでしょうけど。そういう意味ではアメージング(ララランド版)の女優さんが最もキュートでした。それだけに・・・

 アベンジャーズシリーズがあまり好きではなかったので、今回の新作は、あまり期待していませんでした。
 アベンジャーズは、どこかご都合主義があること、SFとして知能指数低め設定のこと、サムライミ版とアメージングで踏襲されていた「8時の約束には必ず遅刻する」という”お約束”を守ってくれなかったことなどが、あったからです。

 しかし良い意味で期待を裏切ってくれました。よくもこれだけの3シリーズを上手く集結させて、いろいろと細かいギャグも効かせながら、モヤモヤした部分も回収させた、その脚本手腕に、ただただ恐れ入りました。面白かったという感想の前に、よくやった、脱帽だ、というものでした。それぞれのセリフも秀逸でした。
 アベンジャーシリーズをロクに観ていなかったので、他にもいろいろ細かい何かがあったのでしょう。ボクにはわからない何かも、たぶん秀逸だったと思わせるものがありました。

 やはりラスボスは、ウィレムデフォーが圧巻でしたね。悪役やらせたら天下一です。顔がいいです。ストリートオブファイヤーを思い出しました(古いな)。ちなみにストリートオブファイヤーは数少ない5.0点です。観た当時の若さゆえです。今観たら3.5かも。

 あとサムライミ版ピーターパーカー役のトビー・マグワイアが、まだまだ若くて良かったです。当時から20年くらい経ってますから、普通はもう少し老けているはずです。さらにドラッグや酒などで痛々しくなっていたら、そもそも成立しません。
 ルークやレイアの劣化度合いにビビった、スターウォーズEP.7のようなことにならなくて良かったです。なのでトビー・マグワイアに殊勲章です。それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?