No.14 花束

『花束』2019年2月頃

僕の心にあなたの眼差しが泳ぐ。
僕の夢にあなたの眼差しが泳ぐ。
冷たい風が心地よくて、温かい雨が懐かしい。
あなたの語る山が雅で、あなたが待つ海の白さが美しい。
頬に照る夕日は艶やかで、その瞳にひかる宇宙が愛しい。
登りきった先の窓からは青い地球のかけらがのぞき、
振り返った踊り場には、命の始まりが静かに広がる。
あなたは朝早く起きるのが好きで、僕は朝に眠るのが好きだけど、
あなたの故郷に鳴くさえずりを聴くため、あなたと朝露のそばを歩きたい。

#詩 #春 #約束 #旅たち #ISS

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