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PEファンドから学んだこと

それは性善説です

身近にいた通訳のギャンブル依存症によって日本のみならず、米国メジャーでも大変人気のある野球選手の資金が盗まれてしまいました

その時被害者である野球選手に重なった人物が私の中でいました

前の会社でファンド直下のHDで指揮をとっていた上司(と言っても役員)です

会社のミッションは投資家から集めた資金で会社を作り、後継者がいないオーナーなどを中心に会社株式を譲り受けて(買収して)システムやオペレーションを統合してバリューアップしていくことです

当然従前企業の社員との関係がうまくいかなかったり、HD内部の社員でもトラブルを起こす人もいて、明らかな言いがかりでその上司を裏切っていく人もいました

かくいう私も働きすぎて、心臓が痛くなってどうにもならずに最後退職してしまったのでそういう意味だと裏切ってしまったのかもしれませんけど…

私はPMIという買収後の統合作業と管理全般や組織再編の後方支援を担当していました。
印鑑や送金に関しては当然ながら管理規則はあるものの、その上司は随所に私を信じてくれていました
退職以外では裏切ったこともなく気持ちに応えようとして一生懸命業務に携わったつもりです

その上司は心が豊かで育ちが良いのだと思います
基本的に人を信じます
業務が遅延しても怒ることはなくきっと何かあったのだと心配してくださり、遅延によって生ずるファンドからの激詰めの盾になってくれる頼もしい方でした

世の中の通説は性悪説だと今まで生きてきた中で私は思うのです
信じることがどんなに不安で怖いことだろうか、その考え方が深すぎてセンセーショナルでした
損得でいえば損な役回りにすら思います

ただ、その分応援してくれる方も多かったです
それがメジャーリーガーの彼にとても重なります

みなさんの中にはファンドと聞いてハゲタカをイメージする方もまだまだいるかもしれません
確かに仕事やコストに厳しい面はありますが、それは投資家への責任を負っている立場でもあるので致し方ない部分もあります

そんな中での性善説なのですから本当に凄いことだとわかります

上司もそのメジャーリーガーもきっと最後は幸多き未来があるでしょう

私はそのPEファンドから心豊かに振る舞うことの大切さを大いに学びました

驚くことに退職の時になんとか引き留めてくれとその上司に掛け合ってくれた方がいたことをこっそり教えてくれました
キミも(一応)人望あったのね…と一言

私は途中離脱してしまったのですが、ファンドの
大成功を願ってやみません

メジャーリーガーの彼もお金は取られてしまったかもしれないですが、
学ぶものは学びつつも、性善説は確かに
成功への第一歩であると私は確信しています

さらなる高みとご多幸を!

性善説バンザイ🙌

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