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人を好きになる~その困難を乗り越えて~

けい先生です。

みなさんは今、誰かに恋をしていますか?

「恋」というものは、世間で大変善いもののように思われています。ですが、正直に言ってあまり好きな言葉ではないのです。苦しいですから。できれば、もう御免こうむりたい

だって、自分が相手のことを恋していても、相手の気持ちは決して分かりません。自分の思い込み、勘違いかもしれないのです。切ない。

思い切って自分の気持ちを伝えてみますが、うまくいかなくて、自分も傷つくし、相手にも嫌な思いをさせる。そんな経験がみなさんにもあるかもしれません。私にも、もちろんあります。

恋愛は苦しく、そして困難 しかしーー

恋愛というものは大変苦しく、困難なものです。

私は、高校生に主に国語を教える仕事をしています。この時期の生徒たちは、様々な葛藤を内に抱えています。その中でも、とくに恋愛や性の問題は彼らにとって決して無視することのできない大問題です。

もし、今生徒を前に、恋愛や性について話すことになったら私は次のことをまず伝えたいと思っています。

人を好きになることは、すばらしいこと

だと。矛盾しているようですが。

もちろん、そこには相手の人格や個性を尊重し、認め合うという条件が付きます。そして、人を好きになることは、自分が引き裂かれるような大変苦しい営みです。なぜなら、そこには「愛するがゆえに愛せない」、別の言い方をするなら、自分の愛によって相手を傷つけてしまうことの葛藤が立ちふさがるからです。

それでも、その営みは限りなく尊く、試みるに価するのだと伝えたいと思います。この続きは、またいずれ書くつもりです。


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