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パートナーを凍り付かせた日~結婚資金を半年で貯めた仕組みとは?~

2020年、私は人生の岐路に立っていました。
結婚資金が、無い。

沈黙の3分間

当時、結婚することは大体決まっておりました。私は、経済事情を伝えておくべきと、パートナーに通帳を見せたのです。当時、普通預金には200万円くらいは入っていたと思います。途端に、彼女の表情が固まりました。そして3分間の沈黙(しじま)

パートナーは(うん…うん…)と自分を納得させるかのようにうなずきました。ややあって、

「がんばろう」

真剣にお金を考えるようになった

(結婚式、挙げたかったのか…)

その可能性は当然想定内でした。
けれどもお金に無頓着な私は、

(なんとかなるだろ)

根拠のない楽観視をしていました。

しかし、ここが正念場です。

「ピンチはチャンス」

幾度となく危機を乗り越えてきた(?)私たちなら、できる。

すぐに二人で結婚式の相場を調べました。
私たちがやりたい式に必要な資金は200万円くらいと分かりました。ああ、今の貯金を倍にするのか。
私はこう宣言しました。

「大丈夫、心配しないで。半年待ってほしい。貯金を最低で400万円にするから」

結婚式費用を貯めるために何をしたか

実は根拠のない約束ではありませんでした。
一人暮らしの私は、結構無駄な(しかし当時の私にとっては切実な)出費をしていました。それを捨てるだけで、家計を大幅に改善する見通しがあったからです。半年間の期限を区切ってコンビニに行くことをやめました。本は…ちょっと我慢したかな?

しかし、とくに私が注力したのは、次の1点です。すなわち、「固定費の見直し」です。

保険の乗り換え

・初任者のときに、保険のレディに言われるがまま入った保険(終身医療とか高いのに入っていた)をすべて解約し、教職員組合の共済に、必要最低限の共済に限定して乗り換える。
・とくに大きかったのが自動車保険。年7万円から数万円に。

楽天のサービスに乗り換え

・メインクレジットカードを楽天に(ポイント貯まる)
・楽天銀行口座の開設(ポイント貯まる)
・楽天でんきに乗り換え

楽天でんきは重要でした。家賃や生活費を含めて楽天のクレジットカードで支払うと、ポイントが毎月2000くらいになります。それで、電気代の一部を支払います。意識せずにポイントが貯まり、意識せずに固定費の節約ができる仕組みを作りました。

携帯電話キャリアの乗り換え

・ソフトバンクから楽天に
・安くなった(ポイント貯まる)

給与振り込み口座は楽天ではない

これまで説明したところで、大体お金が貯まる仕組みはできているのですが、メインバンクは「SBIネット銀行」です。

「そこは楽天にしろよ!」という声が聞こえてきそうですが、これは完全に私の趣味です。

SBIネット銀行を開設したのは、SBI証券でiDeCoやNISAを始めるためです。SBI証券のUIは硬派で、楽天よりも私好みでした。

なお、ネットバンクは月々の引き落とし・振込手数料が回数制限有りで無料になるので、大手銀行や地銀をメインバンクにしている方は一度ご検討を。

つみたてNISAやiDeCoは中・長期的な資産形成で結婚式とは直接関係ありません。しかし、パートナーのために半年後ではなく、退職後まで考えて少しずつ積み立てることにしました。

2020年はコロナ真っ最中で、株価がどん底でした。乗るしかない、このビッグウェーブに、という感じでした。

その時に建てたポジションが、この旧NISA枠です。

上が旧つみたてNISA、下が今年からの新NISA 

楽天のカード支払い日に合わせて、SBIネット銀行から楽天カードに振り込む手間はあり、そこだけ自動化していなくて美しくないです。ただ、アプリでほぼ数秒で終わりますし、振り込み手数料は一切かかりません。

約3年の時が流れ、2024年…

Money Foward

「うさぎとかめ」の寓話には、子ども心に強烈な印象を持ちました。好きな寓話というわけではありません。しかし、世の中というものはこういう仕組みなのだなと、私の心に内面化されてしまっています。

当たり前のお金の知識を使うと、かめの歩みのように日々の変化はあまり体感できず、退屈です。しかし、いつの間にか、ちょっと足が速い程度のウサギは追い越すことができます。


追記: けい先生は、今後の投稿を全て無料とする方針を固めました! 
いつか必要とされる方に、わたしの言葉が届けばさいわいです。