見出し画像

【人の楽しい騙し方】何をやっても許される!?「ファンタジー・ミスディレクション」について

マジシャンの林王子(本名)です。(←後で使うので名前を覚えておいてください)

これは私が実際にスペインに渡り、学び、経験し、今でも意識しても大事にしている『ファンタジー・ミスディレクション』についてお話をさせて頂きます。

ファンタジーミスディレクションを説明する前に、まずミスディレクションとは一体なにか?

ミスディレクションとは、マジック用語で「観客の注意を別の場所にそらす手法」要は``注意を逸らす‘‘技術である。
最近、漫画やアニメ、テレビなどで取り上げられた事もあり、聞いたことのある方も多いのではないだろうか?

マジック(魔法)に欠かす事の出来ない技術なのだが、この注意を逸らす技術っと言っても「右手に注目している間に左手で何か種になる動作を行う」っと言った単純なもの‘‘だけ‘‘ではない。


ミスディレクションには大きく分けて3つある。順に解説して行こう。

〇『視覚的ミスディレクション』(視線誘導)

これはただ単に見てほしく無い所から別の場所に視線を誘導する技術。例えば「あ!UFO!」「え!?どこ!?どこ!?」この余所見をしているスキに秘密の動作をしてしまう。物理的な誘導である。

〇『思考的ミスディレクション』(意識誘導)

これは先程の視線誘導より少し難しい…。実験をしてみましょう。突然ですが質問です。Q.私の名前を覚えていますか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、一瞬「え~っと確か…」と。私の名前を思い出そうとする瞬間、意識が何となく‘‘あなたの頭上斜め上‘‘に行きませんでしたか?この瞬間は目を開きものを見ているにも関わらず、意識が別の場所にあるので脳が見たものを「認識出来ていない」状態。これが『‘‘見えている‘‘のに‘‘見えていない‘‘』意識を誘導する技術。思考的ミスディレクションである。

〇『ファンタジー・ミスディレクション』(恋は盲目)

そしてこれがもっとも難しい…。そして今回の記事の本題…。「何をしても許される技術」…。

ファンタジーミスディレクションとは「あなたが人から愛されていれば何をしても許される」解りやすい例を挙げるなら「某夢の国のネズミさん」である。

皆、彼の事が大好きだから彼に抱きつき、一緒に写真を撮りたいと願い、水を欠けられても怒ることはなく笑い、彼が起こす全ての現象は奇跡であり魔法になる。要は「恋は盲目」なのである。

このファンタジーミスディレクションを教わったマジシャンに最後に言われた言葉は今でも心に深く刻みこまれている。

我々は多くの人達に愛される努力をしなければならない、人間性を磨かなければならない。

まだまだ先は長そうだ…。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?