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【数学】二項定理03

対象:定期試験以上

二項定理については 今回が3回目です

今回は 二項定理の余り計算への利用 です
まずは 基本事項を確認します

したがって,次のようなことが成り立ちます

前半部分は「整式の除法」による余り,後半部分は「自然数の除法」による余りです 大切なのは

展開後の式をイメージしよう

ということです
問題を2問ほどやりましょう








(3)では 「$${(x-1)^3}$$で割ったときの余り」 を求められているので
$${(x-1)^n}$$の形がでてくるよう $${x-1}$$を作ってから
二項展開すればよいです

次は自然数の割り算に使います







前問の(3)と同様の考えで 12 をつくります
上では $${8^2=12\cdot 5+4}$$ としましたが
最初から $${8^{20}=(12-4)^{20}}$$ とやってももちろんOKです
$${8}$$や$${4}$$の累乗で,12の倍数に近い数を選ぶようにしましょう
なお,解答には関係ないものの A,Bを文字で置く必要があります
この部分を排除するのが 合同式の考えですね


二項定理を利用した解答がわかれば 合同式の解答の理解も深まると思います


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