ふるさと納税メモ

ふるさと納税って聞くけど、何がお得なのかわからない と思われている方がいらっしゃるのではないかなと思いまして、今日はそれを解決できたらなと思います。

●ふるさと納税とは何か
ふるさと納税と聞くと食べ物などの物が届くイメージはあるかと思うのですが、
わかりやすいように簡単に制度を説明すると、
その物が、実質負担額が2000円で買えますよ(貰えますよ)といったものです。
もう少し詳しく説明すると、
本来来年に支払うべき税金を自分が寄付したい自治体や自分が好きな物がもらえる自治体に先払い(寄付)することによって、実質2000円で返礼品として物などがもらえるといった制度になります。
例えでお話しすると、例えば1万円の物を３つ買って、合計3万円ふるさと納税した場合、2000円を引いた2万8000円分の来年の税金が控除される形になります。
なので、
来年何も物を貰わずに税金を支払うか、2000円は手だしがあるのですが、今年に税金を先払いして物を貰うか、どっちがお得かという話です。
後者の方がお得だよねということでふるさと納税やられている方は、やられています。

●注意点
ふるさと納税と納税とつくように、税金が関わってきます。
税金というのは、年収や扶養家族など人によって変わってくるので、ふるさと納税できる上限金額も人によって違います。
できる上限金額というのはサイト等でシミュレーションできるのでそちらを使うとよいかと思います。

基本的に全部金額が高いです。(こんなものが１万円するの？？と初めてやられる方は驚くかもしれません。)
その理由なのですが、価格が1万円の物を購入して1万円の返礼品を返していたら税収0円で納税でなくなってしまうので、
基本的に3割程度の物を返礼品とすると決まっています。

●申告しないといけないか　めんどくさそう
基本的には確定申告が必要です。
しかしその年に確定申告がない人は「ワンストップ特例制度」というのが使えます。
ちなみに会社員で確定申告が必要な方は、医療費控除を受ける方や、住宅ローン組んで最初の年の方などがいます。そういった方はこの制度を使えないのでふるさと納税の確定申告が必要です。

これを聞いてくださっている方の多くはワンストップ特例制度使えるのではないかと思うので、
ワンストップ特例制度の使い方を話していきます。
ふるさと納税サイトとかで物を購入する際に(ECサイトみたい)、ワンストップ特例制度を利用するかどうかを選ぶことができ、それを選ぶと申請書みたいなのが送られてきます。(送られてこない場合は印刷。)
申請書にマイナンバーカードのコピーを張り付けて、数か所チェックを入れて、送り返すだけなので、そこまで手間でもなく申請できます。
まだ自分は使ったことないのですが、最近はオンラインでもその申請書の提出ができるようになったようなので、より簡単になったのではないかなと思います。
●注意点
・ワンストップ特例制度を利用する際の注意点なのですが、先ほど話した確定申告をする人は使えない以外にもう1つあります。
それは５つの自治体までであれば使えるといったことです。それ以上になると確定申告が必要になるので注意が必要です。

・何の税金が引かれているか
確定申告した場合は所得税と住民税両方から引かれるのに対し、
ワンストップ特例制度を利用した場合は住民税のみからひかれます。

・何が違うか
住宅ローンを払っている方は注意が必要で、
結論からいうと確定申告ではなく、ワンストップ特例制度を利用した方がよいケースがあります。

●やり方
自分はインターネットで行っています。
さとふる ふるさとチョイス ふるなび 楽天ふるさと納税 などいろんなサイトで商品を選んで買うことができます。(ECサイト使うかのように)

●おすすめ
・米　いろんなところの米の食べ比べができる
・トイレットペーパーなど生活で必要なもの
自分・ラフランス ・ゴルフのグローブ ・肉 ・田舎そば ・抹茶テリーヌ

●デメリット
・2000円は手出しがある
・来年の税金の先払いなので、資金に余裕がないとできない
・(物で選んだ場合)自分が住んでいる自治体でないところを選んだ場合、自分が住んでいるところの税収は減る
納税ではなく寄付

●住宅ローンを払っている方は注意
住宅ローンを払っている方は注意が必要で、
結論からいうと確定申告ではなく、ワンストップ特例制度を利用した方がよいケースがあります。
控除とよくいいますが、控除にも２種類あって、
所得控除と税額控除というのがあります。
順番的に先に所得控除を行った後に税額控除を行うのですが、
住宅ローンの控除は税額控除で後から引くものに対して、ふるさと納税(正確にいうと寄付金控除という)は、所得控除で先にひくものです。
住宅ローンの控除というのは先に所得税からひかれます。
ふるさと納税を確定申告した場合、所得税と住民税からひかれます。
先にふるさと納税分の控除を引いた状態で住宅ローン控除が行われるので、もしかすると控除オーバーになってしまう可能性があるので、その心配をしないためにもワンストップ特例制度であらかじめ住民税のみからの控除にしておいた方が安全なのではないかと思います。
ふるさと納税の所得税からの控除、余りの所得税への控除で住宅ローン控除、
住宅ローンの控除しきれなかった分は住民税から控除になる。(住民税もふるさと納税分引かれてる)