何もしなかった、なんでもない休日の話

今朝、目が覚めて10時46分だったことに軽く絶望する。
休日は別に早起きをして朝から精力的に活動するわけではないのだけれど、8時くらいに起きて、ダラダラと朝ごはんを食べスマホを見て、ちょっと眠くなって昼過ぎまで二度寝する、という休日の定番ゴールデンコースが出来なくなってしまった。

出だしでコケると、一気に全てがどうでもよくなるのは僕の悪い癖で、それでもちゃんと昼ごはんに近い朝ごはんを食べ、いつものようにスマホをイジりながらダラダラして過ごした。11時に朝ごはんを食べたけど、14時頃やっぱりちょっとお腹が空いて、レトルトカレーを2杯食べた。おかげで夕飯時の今、まだお腹が空いていなくて、腹減り待ち状態。

17時までゴロゴロしながらYouTubeを観ながら過ごす。最近ハマってるのはバキ童チャンネル。どう考えてもノンケ非モテ男性向けチャンネルなんだけど、僕も非モテでることは間違いないし、ネットやヲタク文化にもそれなりに馴染みがあるから観ていて面白い。
ぐんぴぃも相方の土岡も、くだらない下品な話をしながらも教養があり、芸人だから話の筋道の立て方が上手く、めちゃめちゃ好き。ネットミームとして一躍有名になった自分のキャラクターを俯瞰的に分析する視点も、賢くていいなぁと思う。
ちなみに、童貞の定義がふと気になり調べてみたら、「性交未経験の男性(ここでいう性交とは膣性交のことである)」とあったので、じゃあ僕も26歳童貞ってことになるんだぁとぼんやり思った。じゃあ肛門性交は経験済みの状態のことを表す言葉も欲しいなあとすごくばかばかしいことを思ったりした。おそらくそんな言葉あったとしても、人前で「僕は◯◯です」って言う機会、たぶんない。

17時半、さすがにこのまま休日が終わるのはしのびないので、散歩に出かける。近くの本屋に行き、気になる文庫本を買い、ドラッグストアでなくなりそうな日用品を買う。
外はしんと寒いけれど、風がないので冷たい空気が澱んだ自分の家の空気と違って気持ちいい。aikoの「暁のラブレター」を聴きながら歩くと、もうおしまいと思っていた休日に少し彩りが生まれる。最近は本当にaikoに生かされている日々で、1か月後に迫った初めてのaikoのライブのみが未来の糧となっているので、その先の楽しみを見つけないと、生きる意味を失ってしまうなあと少し困っている。

本屋のレジで精算をしている時、この夕方までダラダラして夜になって本屋でとりあえず本を買うというルーティーンに、大学生の頃の自堕落な日々を思い出して懐かしくなった。あれから約4年が経過しているという事実に驚くが、なんだかんだ忙しく予定を詰め込んでいた近頃の自分に、かつての自分を見出してちょっと嬉しくなった。
無為な時間の溶かし方をし、親の仕送りで生活の大部分を成り立たせていたあの頃と違い、労働の日々の中の休日、こんな日を過ごす権利はあの頃よりもあると、少し背筋を伸ばす。

とりあえず帰ってきて、次の行動待ちにこの文章を書いている。ずっと気になっている映画を観たいが、となると夕食が21時ごろになってしまう。とはいえ、まだお腹が空いていない。こうして、いつも観たい映画がたまってしまい、まとまった90分の時間すら捻出できない僕はあと回しにしてしまうのだ。
でも、こうやって書き連ねてみると、それなりに思考は充実した1日のように思えるので、やっぱ書くことって大事。

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