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介護職の副業が上手くいかない、たった一つの理由


今回はこの記事を見ていきましょう😊

「介護業界で働くことに絶望してきている」介護士の約7割が「現在副業をしている」 「ボーナス、昇進がない」との不満も|まいどなニュース

【記事の概要】



・昨今では、「本業だけでは生計が立たない」という介護士が増えつつあるようだ。


・株式会社SOKKIN(東京都新宿区)が、現在介護士をしている全国の男女34人を対象に「副業」に関する調査を実施したところ、約7割の人が「現在副業をしている」と回答

・また、副業を始めた理由で最も多かった回答は「本業以外の収入源を確保するため」だったと言う。


・調査によると、「今現在副業をしている」と答えた介護士は71%。以下、「過去に副業をやっていた」(15%)、「ないが興味はある」(9%)となり、副業に対する関心の高さがうかがえた。


・「どのような副業をしていますか」と複数回答可で聞いたところ、「ポイ活(アンケートモニター・ポイントサイト等)」(24票)が最多。「インターネットメディア(アドセンス・アフィリエイト・SNS等)」(4票)、「介護系(日勤・夜勤バイト・支援センターなどでのバイト等)、「オフィスビジネス(営業・事務・データ入力等)」(いずれも3票)などが上位に挙げられた。


・また「副業を選ぶ際に重視した点」については、「自分に合っているかどうか」(17票)や「給与」(6票)などに回答が集まったほか、「勤務日・勤務時間」(3票)という回答も見られた。

・副業を始めた理由」を複数回答で答えてもらったところ、「本業以外の収入源を確保するため」(17票)、「家計を助けるため」(12票)、「貯金をするため」(10票)といった回答が挙げられた。

・さらに「副業の経験年数」を教えてもらったところ、「1〜2年未満」が最も多く41%。次いで、「1年未満」(24%)、「5年以上」(14%)と続き、「3年未満」が全体の約7割を占めた。


・このことから同社は、「新型コロナウイルス流行によって収入が減少してしまい、新たな収入源確保のために副業を始めた介護士が一定数いる可能性が考えられる」と推察。


・また「副業のみの月収」については、半数以上が「1万円未満」(55%)と回答。ほか「1~3万円未満」(28%)、「5~10万円未満」(10%)、「3~5万円未満」(7%)と続き、副業月収が「3万円未満」である人が全体の8割近くを占める。

・「副業で稼いだお金の使い道」をみると、介護士としての収入が満足いくものではなく、副業収入を生活費に当てたり、将来のために貯金をしたりする介護士が多いと言える。

【働くが「働・苦(はたら・く)」に】



この記事から見えてくるのは「介護士としての給料が十分にあれば副業はしない」という意思であり、好んで働いているわけではないという点。

「働く」ことが『働・苦(はたら・く)』ようになっており、平均寿命を83歳として生まれてから死ぬまでの労働時間、727,080時間(約13年分)を苦しみながら生きていると言えます😰



本来副業では自分の

好きなこと
得意なこと
求められること

の掛け合わせで選ぶもので、収入は「人を助けた結果付いてくるもの(ニーズに応えたもの)です。

それは、副業では「自分が没頭できるもの」くらいの本気度がなければニーズに応えられるほどの精度ある仕事ができない、とも言えます。


そうした時点で上の記事を見ていくと、

「自分にあったものを選んでいるが収入ありきで仕事を選んだ結果、本業での『働・苦』を引き継いで副業をしてしまい、(人を助けるほどの精度がなく)十分な収入につながっていない」

と読み解くことができます😓

【働くを「傍・楽(はた・らく)」に】



本来仕事とは「傍・楽(はた・らく)」であり、周りの人を助けて楽にするものです😳



根底にあるのが「(人を)たすけ・まもる」ことですから、介護ほど仕事の本質を具体的に表したものもないのです。


そうして見てみれば、介護士の給料が少ないのは本質的に誤りです。

それにも関わらず現実に介護士の給料が少ないのは「介護で受け取る報酬はお金だけではない」からです。


例えば利用者さんからの「笑顔」や「感謝」といった『目に見えないもの』も介護の報酬に含まれていると気付けば、自分が仕事によっていただけているものの価値にも多様性が生まれます。


それらが直接お金になることはありませんが、しかしそうした精神性を養った介護士が行う「他の仕事」もまた笑顔や感謝、すなわち『相手への満足度が高い仕事』になり得ます。

そしてその仕事は、例えば介護保険制度のような「総額があらかじめ決まったもの」ではなく青天井ですから、介護を通して仕事の本質を学んだ介護士であれば「自分で稼ぐ力」を自ずと身につけているのです☺️

【豊かさは豊かさを、貧しさは貧しさを】



仕事の本質が「傍・楽」と見えてきた時、介護士としての給料を求めすぎることが本当に豊かで幸せなのかに疑問を持つようになります。

何故なら介護士としての給料を求めると介護保険制度の財源となる社会保障費を増やすことになり、「(事実上の)増税の動機」を政府に与えることになるからです😧


介護士もまた「国民」であり、年齢を重ねればいずれ「利用者」にもなる訳ですから、介護保険制度のなかで「目先の数字(給料)」を追っても今も将来も負担を増やすことになり、貧しさを生むだけなのです😔



介護職にとっての副業とは、そうした貧しさを生む構造から抜け出すためにあるものと言えます。


しかし「先立つものは金」と言って、副業でも即金性の高い仕事を「自分に合ったもの」として選んでしまえば、その仕事が相手のニーズに十分応える精度にならない可能性が高くなります。

「副業収入が1万円未満」が一番多いのも、そうした事実を浮き彫りにしています😨


一方で「5〜10万未満」も約1割ほどいることから、『傍・楽』の本質を心得て副業に臨めている介護士も一定数いることがうかがわれます。


このことから「豊かさは豊かさを、貧しさは貧しさを生む」構造が垣間見れます。

【まとめ】



今回は「介護職の副業」について見ていきました。


給料が少ないからこそ副業で収入の足しにしようとしているにも関わらず、思ったほどの成果が得られていない現状は、「働く」本質への理解度に左右されます。

ここには「あなたは何のために働くのか」という根源的な問いかけがあり、多くの人が「収入」と答えた結果収入を得られていない事実があらわにされています😮


なぜこのような事態になってしまったのかは、現代人が時に「非科学的」「非現実」と切り捨ててしまった『精神性』が豊かさをもたらしていたことにあります。


精神の豊かさは、物理的な豊かさにつながります。

物理的な豊かさも、精神の豊かさにつながります。


本来切っても切り離せない「物心」を切り離して物理的な豊かさに片寄ってしまった結果生まれたのが「貧しさ」です。


そして介護とは「心の豊かさ」を伝えてくれる仕事なのです✨

前職の祭り行事で、利用者さんと紙コップ相撲で交流



ここまでの話が綺麗事として伝わるうちは本業たる介護の本質「たすけ・まもる」がまだ身についていない証拠であり、それが副業で成果が生まれないたった一つの理由です。

その状態でお金を求めて副業をしたとしても、相手のニーズに偶然合致しない限り望む結果を得るのは難しいでしょう😵‍💫


豊かさは豊かさを、貧しさは貧しさを生みます。


そして『福祉』とは「人のしあわせ、ゆたかさ」を意味する言葉で、介護は福祉の一手段です。


ですから、改めて介護の仕事で何を求めているかを見つめ直してみると、今から何をしたら良いかも見えてくるはずです😊



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今回の記事に共感してもらえたり、興味を持ってもらえたなら、ぜひご覧ください☺️


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