星のささやきラジオ

ブラックホール ( いて座A* )

XV. 悪魔/The Demon  ( 電波源/radio source )


天の川銀河
何億もの星々が輝く光の帯、銀色の河
地球に生まれ暮らす私たちは太陽系に属し、太陽系は銀河系に属します。
その中心部に存在する、いて座Aスター。
太陽の約400万倍もの質量を持つ超大質量ブラックホール。

天の川というのは銀河を真横から見た姿で、
真上から見た場合、銀河は円盤となり太陽系はその端の方に位置します。
円盤は正確には渦巻きで、そして回転しています。
また、いて座Aスターが丸く見えるのは地球の方を向いているからだと言われています。
このブラックホールの周囲から落下するプラズマガスは明るく輝き、約2万6000光年離れた私たちの目にも届きます。
回転するブラックホールに次々と吸い込まれ落ちてゆく星々。

その時、放たれる電波。

星のささやきとは、吐く息の水蒸気が氷点下５０度以下の寒気に触れて凍る時に発生する音のことですが、
いて座Aスターに飲み込まれた星が放つ電波も、星のささやきなのでしょう。

悪魔とはデーモン。
語源はダイモーン。
ギリシア語で超自然的霊的存在を意味します。
人間と神々の中間に位置するもの。霊魂。精霊。
善性又は悪性の超自然的存在。
つまり、悪魔は天使でもあるということ。
だからあなたは、感じている気持ちを恐れることなくメッセージを聞くこと。
核心にたどり着くまで。

無意識の世界に落ちていった、あなたという星のカケラのささやき、電波。
閉じ込められた思い。

記憶の海
生命の源

心の中で反現実の虹色のあなたを思い描き、胎に火をおこし、その未来に向かって進んでいくのです。

stars in the sky