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[自己否定の比率]と『現実』の見え方


 自己否定(劣等感・コンプレックス、無価値感)を抱えた比率で、現実は歪んで見える。


自己否定と他人の見え方


 例えばですが、自己評価が、「2」。
 自分より優れている人を「10」と見た場合 …

 自分:優れた人 = 2:10 【5倍】

 となります。

 仮に、その優れた人の身長は、自分よりも1cm 高かったとします。。

 定規で、正確に測ると、身長差は「1cm 」なわけですが、心で経験することは、どうなるかというと —

 自己否定の分、拡大するんです。

 【5倍】になる。

 だから、精神的には、相手の存在は、5cm も大きくなる。

 1cm ではなく、5cm 分の背伸びをして、初めて優れた人と、肩を並べられる。


 もちろん、5cm 程度なら大した差異ではありませんが、これと同じことが、劣等感を押し殺して頑張ってきた、あらゆるところで起こり、現実は歪んで見えて、感じられ、人生として経験されるわけです。

 お金、恋愛・パートナーシップ、成功、仕事、能力、自己価値、ライフスタイル、人間関係…。

 心当たりありますよね?

人より3倍努力してもかなわない理由


 仮に、

 自分:他人が = 2:6 【3倍】

 で感じられている人(=平均より1/3劣っているという自己評価・低価値感を持っている人)は、

 「人の3倍努力して、初めて、足並みそろう!

 と考えていることになりますから、いっつも疲れしまうはずです。

 そして、休むこともできないんです。

 だって、休んだらすぐに、2:6 や 2:10 となり、負けてしまう(と現実を見ている)から。。

 反対に、たいして努力してないように見えて、すいすいと進んでいく人たちは、5:5 とか 7:7 という感覚で、現実を生きているんですね。

行動の努力ではずっと埋まらない


 この考え方の中に、すでに解決のヒントがあるのですが、お気づきですか?

 ポイントは、「自己否定」という幻想、「劣等感」「無(低)価値感」という記憶が、他人との比率を作り、そのままの現実を経験する。ということでしたから、

行動・努力量を増やすのではなくて(それだとこれまでと一緒でしょ?)、

比率を元に戻す!

 ということです。


 つまり、

 自分:他人 を 1:1 に戻していく

 自分:○○ を 1:1 に戻していく

 あらゆる物事と「あなた自身」を、1:1 に整えていくんです。

 何かの(概念の)フォロワー(それに従う人)にならない


 どこかで経験、学習、体得した、“上下関係” “優劣” “強制性” を忘れていくんです。思い出して、手放していく。

 女より男の方が偉い?とか、笑顔の方が素晴らしい?とか、お金には価値があるとか、仕事ができる方がいいとか、メールの返信は早い方がいいとか、○○ は恥ずかしいこと、とか —

人生のこと、日常のこと、全部、ぜんぶ。

 1:1 へ。

あなたと、それは、対等です。

 それに従ってもいいし、従わなくてもいい。
 それより優ってもいいし、負けてもいい。
 その通りにしてもいいし、しなくてもいい。
 ポジティブでもいいし、ネガティブだっていい。
 それを隠してもいいし、素直になってもいい。

 1:1 なのだから。

 そうした時、初めて、この現実、人生は、対等に見えてきます。

 赤と黄色。黒とオレンジ。
 音楽と理科。日本とアメリカ。
 美意識と、ナンセンス。
 ドーナツとおまんじゅう。

 ひまわりは、向日葵でいいし、バラは、薔薇のままでいい。

 それを極めていい

 ピッチャーはピッチャーでいいし、キャッチャーはキャッチャー、審判は審判を務めて、コーチはコーチに専念すればいいってこと。

 みんな対等だから。それぞれの仕事。

 そうなった時、あなたも100、あの人も、あれも、これも、ぜんぶ100!という、対等の、自由な世界に変容します。

 Matty

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