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Ⅰ お金とキャリアの目標設定 ~ 『現状維持』の目標では「現状維持」もできない ~

 『現在のレベル』を超えたところに目標設定モチベーションがないと、「現状維持」すらままならなくなってしまいます。

 たとえば、部活動・スポーツで、「前回の記録をまた出そう!」という目標設定では、それを超えることなく、おそらく未満の結果へと落ち着くことでしょう。

 ということは、『現在の生活や人生』を守るには、より崇高な、強い深い楽しい目標が必要だということになります。



⒈「若さ」はほっとけば退化する


 「現状維持の目標では、現状すら守れなくなる」


 このルールを理解するために、「若さ」「健康」を考えてみるといいと思います。

 (気持ちや肉体の意味での)若々しさ。これをキープさせていくためには、『昨日までの生活習慣』繰り返すのでは、まず実現しません。そもそも下降していくものだから。

 だから、「この生活を守りたい」とか「この仕事を続けたい」心から思っているのなら、それを超えたところに『目標』が必要になりますよね?

a.「現在の暮らし」も守れるほどの『深い望み』を目標にする


 でもこれは、「高いゴールにしろ!」とか「現状を突破しろ!」ということとはちょっと違います(一般的にはそういったことが語られるのかもしれませんが)。

 昭和のスポ根アニメみたいな「目標設定」ではなく、欧米から輸入された自己啓発メソッドでもなく、

 より崇高で、強く、深く、優しい(思いやり・愛のある)、内側の目標を設定する

 ということ。

 趣味を楽しむように。
 旅行で「思いっきり味わうぞ!」って決意してるように。
 休みの日の24時間全部を有効に使いたくなるような、あの感じです、僕がここで言いたい「目標設定」(モチベーション)って。

b.「お金」をキャリアの基準にすることの代償


 そんなことを本当に考えた時、

 「儲かるから」
 「ラクな(怠惰という意味合い)仕事だから」

 というだけのキャリア・職業選択では、

 継続すら難しい!

 ってことになりますよね?

 これって100年時代で、マジで恐いと思いませんか?

 「今は、ラク」「これまではカンタンにお金になった」
 というだけでは、どんどん劣化して、(自己)価値でなくなってしまう

 だって、主体的に目標がないし、やる気がないし、「よりよくしよう!」と思ってない・思えないのだから。お客様をもっと楽しませるぞ!って思えない(自分が楽しくない)。

 その上で、お仕事の不確実性・複雑性は、ますます拡大してるんだから。


 一方で、(…僕みたいなキャリア選択をした人の応援になると思いますが)

 「スタートはおいしくないかもしれないが、心からのサービスや仕事に取り組んだ人

 というのは、主体的な目標(モチベーション)設定ができるし、主体的な努力や研究ができます。

 だから、長期的には価値は高まって、やっぱりブランド(絶対的な価値)になっていきます。


 昭和の時代や平成の途中まで、僕らの親世代までは、「ぼんやりと」生きても、惰性的に仕事をしても、うまみはあったのかもしれませんが、誰もがスマホで起業(っぽいこと)ができてしまう、始められてしまう時代に、魂のど真ん中で生きないのは、大きなハンデになってしまうと思います。

 変化が早くなっているわけですから、(悪い意味で)なんとなく生きている人はかんたんに淘汰されてしまいます。

 もしあなたが焦りを覚えている側なら(「お金」で人生を決めてきたのなら)、今一度あなたのハートに問うべきです。

 「俺やどうやって生きたいんだろう

 「どうやって死んだら気持ちいいだろう

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