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Ⅹ マジックのSNS対策!「動画マネジメント」4つのアイディア

 SNSで拡散が起こって、自分が広く、認知されるのは嬉しい。

 でも、動画を撮られること、映像が広がることで、パフォーマンスのトリックや構成がバレてしまうのはイヤ。

 本当なら、生で見てもらいたいのに、スマホの動画で満足されちゃうのもやだな。。

 そんな、本物志向のマジシャンのための、「動画マネジメント」*について、本日は考えていきます!



なぜ、動画マネジメントが必要なのか? ~2つの理由 ~

 
 ところで、なぜ動画のマネジメントSNSへの出し方や、観客からの撮られ方 — を考えなくてはならないのか。

 大きく2つの理由があります。

 ① アイディアを守って演じるため
 ② モチベーションの最適化のため


① アイディアを守って演じるため


 一般的に、ここ何年かは、「動画は出せば出すほどいい」というマーケティングの価値観が主流だった思います。

 では … 新海誠監督ジブリディズニーが、作品が進捗するたびに、ちょこちょこと、しょぼい動画をSNSにアップしたりするでしょうか?

 しないと思います。

 アイディアや驚き秘密、トリック、ストーリー展開に価値のあるエンターテイメントアート・パフォーマンスにおいて、SNS動画配信は、マイナスの部分も大きいんです。

 ギミックを使った(表面的な映像で、タネのバレようがない)マジックは別としても、ハンドリングや話術が全てのミスディレクション系のマジック(例えばカード・アンダー・ザ・ケースのようなもの)なら、引きで撮られた動画なら、タネは全部バレてしまいます。

 これはマジシャンの力量にかかわらずです。

 「動画マネジメント」


 ですから、マジシャンとして本当に、持続可能=サステナブルな活動をしたいのなら、SNS上の動画に対する美意識、戦略を持つ必要があります。

 これをここでは、「動画マネジメント」と呼ぶことにします。*

 「自分はそんなことは気にせずに、マジックの動画をどんどん撮ってもらっているし、SNSに出しまくっている」
 というマジシャンもいるかもしれません。

 動画マネジメントは、クオリティー、リアル・パフォーマンス(現場)、構成力重視のマジシャン向けの話になります。

 該当しない方はおかまいなく。

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