見出し画像

【資格試験】社会人が早起きして勉強するための3つの実践的方法

「学ぶって、楽しすぎる。」-弁護士の岩瀬雄飛です。

本noteでは学ぶことの面白さや学習のノウハウ等を発信するとともに、自分が学んだことの記録を発信しています。

今回のテーマは「朝勉」。

時間がない社会人がいつ勉強するかについてはいろいろと議論があると思うが、私自身は朝一択であると考える。自分はもともと夜型だったが、朝型に切り替えたことでTOEFL100点を超えることができた。また、余裕をもって合格できた司法試験の勉強をしていた際は朝型であった(朝7時にはロースクールの自習室にいた)。


(1)朝に勉強すべき理由

①夜は疲れて結局やらない

帰りにジムに行こうと思って着替えや靴を職場まで持っていったが、結局帰りにジムに寄らず、ただ着替えと靴の荷物が増えただけ、という経験はないだろうか。私はよくあった。

また、「夜は長期記憶になるから暗記は夜にやる方がよい」との科学的根拠を信じて単語学習は夜に回していたが、疲れてやらない日が多かった。もちろん単語学習は英語学習の基礎であるから、単語学習を夜に回していたことが、私がTOEFL100点超えに時間がかかった大きな理由のひとつと分析する。

夜になると、仕事で疲れているため気力を上げることが難しい。また、今日は仕事が忙しかった、早く夜ご飯を食べてお風呂に入りたい等、夜に活動しない言い訳や欲求が増えてしまう。言うなれば、朝の「夜やろう」は、夜になると「明日やろう」と繰り延べになってしまう。

②朝のエネルギーのあるうちがゴールデンタイム

①と反対に、朝は睡眠によって頭も体も回復している。そのため、この朝の時間をどう使うかが人生を左右するといっても過言ではない。

実際に、各界で活躍している一流の人は早起きの人が多い。私がよく視聴しているYouTubeの本要約チャンネルである「フェルミ漫画大学」によると、作家の村上春樹氏は朝4時に起きて執筆しており(午後は自由時間)、スターバックスCEO及びアップルCEOはともに4時半起きとのことである。

私も朝の方がTOEFLの勉強が捗るし、そもそも正答率も高かった。TOEFLで目標を達成した後は、勉強に充てていた朝の時間をジムでの筋トレに充てている。今の私にとっては、筋肉をつけることが最重要課題と考えているからである。

③夜は不確定要素が多い

朝に時間外出勤を強いられることは少ないが、夜は残業を強いられることがままある。また、職場の同僚に誘われ、酒を飲んだらその日は勉強できない(私は酒は飲めるものの弱い)。加えて、その日にストレスフルな出来事があったら夜に勉強する気分になれない。

また、エンタメ好きの私からすると、夜のバラエティ番組に好きな芸能人がゲスト出演したり、音楽番組に推しのアイドルが出るとなれば勉強は中断となる。

そのため、誰にも邪魔されない朝が勉強に集中できる唯一の時間であるといえる。

(2)朝早く起きるための3つの方法

もっとも、夜型の人間が、朝型の生活に切り替えるためには相当の努力が必要である。私も朝型人間になるために複数の本やネット記事、YouTubeを見ていろいろ試した。これらの多くは「気持ち」や「マインド」で解決を図ろうとしており、もちろんそれは重要であるが、今回は私が朝型となることができた、より実践的で効果のあった方法を3つ紹介したいと思う。

①5時45分にテレビ東京がつくようにしておく

「5時45分はそんなに早起きではない」との意見をいただきそうではあるが、夜型であった私にとってはとても早い時間である。夏は陽が昇っているが、冬はまだ暗い時間帯である。

テレビ東京では5時45分から「モーニングサテライト」という経済ニュースを扱うテレビ番組をやっている。5時45分になるとテレビが着き、「モーニングサテライト」の朝っぽい音楽が流れてくる。

ここでのポイントは「モーニングサテライト」で起きることではない。私は、「経済ニュースを見ている自分かっこいい」という自己満足を得るため「モーニングサテライト」にしているが、自分の目標起床時間に合わせて番組を選んでいただくことでよい。ポイントは、「スマホ」以外で起きることである。

スマホのアラームを目覚まし時計代わりにしている人は多いと思う。私もかつてはスマホを利用していた。しかし、スマホを手に取ってしまうと、そこからSNSチェックやネットサーフィンが始まってしまう。これに加えて、私の場合は、寝る前に保険でセットした5分毎のアラームとスヌーズ機能との格闘に時間を費やしていた。

そこで、寝る際はスマホの電源を切ってオフにし、代わりにテレビで起きることにした。テレビのリモコンは遠くに置いてある(この後の②のためにキッチンとの導線中に置いてある)ため、必然的にベッドから起き上がることになる。なお、スマホの電源は出勤かジムに外出するまで入れていない。

②バターコーヒーで一気に目覚める

私は「モーニングサテライト」を見ながらバターコーヒーを飲むのが朝のルーティーンである(ただし、「モーニングサテライト」を見るのは6時前後の為替情報までの15分程度である。)。

私は朝から食欲があるタイプの人間であるため、以前は起床直後にがっつり食べていた。しかし、米やパン等の糖を摂取するとどうしても眠くなり、せっかく早起きしたのに二度寝することもあった。

そこで朝食をバターコーヒーとプロテインに切り替えた。プロテイン(タンパク質)は私が個人的に筋肉をつけたいためなので早起きとは関係ないが、バターコーヒー(脂質)は朝早く起きて勉強ができるようになった立役者である。

バターコーヒーはインスタントコーヒーにスプーン一杯のグラスフェッドギーバターを入れるだけである。グラスフェッドバターとは牧草のみで飼育された牛からできたバターであり、ギーとはそのバターを加熱して不純物を取り除いたものである。

私がバターコーヒーを知ったのは前述の本要約チャンネルであるフェルミ漫画大学である。同チャンネルにおいて、『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』の中でギーをつかったバターコーヒーが紹介されており、朝食はこの完全無欠コーヒーで十分すぎるとのことであり試してみた、なお、バターコーヒーは『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』でも紹介されている。

このバターコーヒーを飲むと脳が一気に目覚め集中モードとなるのを実感する。『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』によると脳の60%は脂肪でできているため、バターコーヒーを飲むことで脳に必要な栄養を送り込むことができるのだという。

なお、私はコーヒーでグラスフェッドギーバターを摂取しているが、プロテインでもグリーンスムージーとも合う(白湯はおそらく合わない)。欠点としてはグラスフェッドバターが高いことにあるが、インスタントコーヒーと合わせれば1杯100円程度であるため、コーヒーチェーンで飲むより断然安い。

③軽く、得意なものから始めてエンジンをかける

前述のとおり朝はエネルギーがあるため、理論的には重要科目や苦手科目に時間を充てるべきである。しかし、朝から重かったり嫌いな科目をやると気分が乗らず、二度寝に逃げたくなる。そこで私は「重くないもの」「得意なこと」を朝にウォーミングアップとしてやるようにしている。

私がTOEFLの勉強をしていた際、朝起きてまずオンラインでIndependent Writingをしていた。朝から長い文章を読む、英語を聴くというのは重いため、10分で終わるIndependent Writingから始めていた。また、このオンラインのシステムでは書き終えるとAIが自動採点してくれるため、自分の点数が分かるため面白かった。

司法試験の勉強では、短答試験の学習が朝のウォーミングアップに向いているだろう。

もっとも、あくまでウォーミングアップであるため、長くても30分にとどめ、目が覚めた後は朝のエネルギーを存分に発揮できる重要科目や苦手科目に時間を充てるようにしたい。

終わりに

今回は、資格試験の勉強は朝に行うべきこと、そして、朝早く起きるための実践的な方法を3つ紹介した。朝を制して、資格試験も制してほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?