魔術に使用する植物等の採取方法はどうするの?
今回は魔術を駆使する際に使う植物の採取方法というのをご紹介していきます(●´ω`●)。
って、なぜそのようなことを説明するかと言うと・・・・面白いからです(; ・`д・´)。
日本では、そのような内容に言及している方というかブログというか本というか・・・・とにかく圧倒的に情報量が少ないので、知らない人は結構多いわけです。
とはいえ、そのあたりの方法に関しては、文明や魔術師個人などによってさまざまな方法がありますので、コレ!というのは言えません。
でもまあ、昔のやり方とか、文献に残ってたりしますので、そのあたりを1例として説明していくことにします。
ちなみに、最近ではいろいろなものが買えますので、魔術に使用するハーブなんかも売ってるわけですが・・・・・ここで一応、これから魔術勉強する人や、小説ネタにそういった話が知りたい!って人にご説明しますが、基本的には「道具やハーブは自分の手で作れ!このやろー(●´ω`●)」となっています。
魔術用の杖から、お香からキャンドルからなにから・・・魔術師なら自分で作れや!となっているわけですね(●´ω`●)。
これに関しては、なぜか?というと「自分の魔術に使用する適正を道具作成時から持たせる」という感じに考えるからです。
まあ、道具を作る際に自分との相性を上げるようなもんです。
たとえば、杖一つにしても「オールマイティ」なものは無く、自分が使用する魔術ごとにそれ専用のものを作る・・・だとか、恋愛の魔術に使うキャンドルなら、ついでにそういったものに影響する香りを入れて作る・・・だとか、そして常に道具に対して「念」を入れながら作っていくわけで。
ただし、そういったものも、魔術の系統というか、場合によっては魔術師によっては「必要ない」と考える人もいますので、あくまで「基本的に」とだけ考えてくれればよいかと(●´ω`●)。
それでは本題に・・・
1 道具
ここでは、西暦の初期ごろにエジプトなどで記述されていた方法の一つをご紹介します。
・ナトロン(ミイラ作り用の塩(; ・`д・´)、なければ質の良い重曹)。
※ニホンヤッキョクカタノジュウソウデイインジャネ?
↑アマソンで検索して貼ると202円とか出てくるけど、これ送料入ってない値段です(; ・`д・´)この一番安い価格で出る仕様はやめてほしい・・・
・松脂(まつやに)
・香炉
・キフィ(古代エジプトの香り♪後で詳しく説明します)
・ミルク(たぶんヤギだけど、牛乳でも大丈夫かも)
・純白のリネン布
・ハチミツと小麦種7粒、大麦種7粒
・数日間(たぶん1週間が基本)欲を絶つ精神( ゚Д゚)
です。
2 方法
a 数日間、肉食べず、性行為せず、浄化の呪文を適切に唱えながら、心も体も浄化します(体は塩風呂に入るとかするのだ!)。
b 収穫する植物の近くに行ったら、ナトロンをそのあたり一帯にふりかけるのだ(''ω'')ノ".:::
c 松脂を香炉で燃やして、その煙?で採取する植物のまわりを3回囲むように燻すべし( ゚Д゚)
d キフィを焚きながら、祈りとその植物を採取することを嘆願しながら、その植物の根元にミルクを注ぐべし!
e 植物を引き抜きながら、その植物に当てはめられた神の名前を唱え使用する際に神より力が授かるよう祈ります。
f 抜き取った植物は純白のリネン布に包み、持ち帰れるように用意します。
g 用意してきたハチミツと種を全部まぜて、抜き取った植物の跡である、穴に流し込み、そして土をかぶせます( ゚Д゚)ヤットオワッタ・・・。
・・・・・どうですか?当時の魔術師たちはこ~んなめんどくさい事をやっていたんですね(●´ω`●)。
ちな、他の地域の魔術にも似たようなものは結構ありますが、ここまでめんどくさそうではなかった気がします(でも、意味不明なものもありあますよ( ゚Д゚)マンドラゴラの採取方法とか)。
3 各道具の説明
ここからは、1で紹介した道具などについて説明していきます。
「オイラはそんなん知ってるわ!('Д')」って人は飛ばして読んでください(ノД`)・゜・。
・ ナトロン
ミイラ作りに活用されていた塩です。
ナトリウムの語源?という話もあります。
重炭酸ナトリウム(重曹)を含む塩で、ぬらすと石鹸っぽい手触りになります。
なので体洗ったりなどに使ってます。
ちなみに、油とナトロンで原始的な石鹸が完成するそうです。
まあ、重曹が混じっているので、無い場合はそれでって話になっているみたいですね(●´ω`●)。
・ 松脂(まつやに)
あまり説明は必要ないかと思いますが、松の木から取れる天然樹脂です。
ちなみに燃やすと、ツンとした刺激がある上にけっこう煙等出ます。
香炉を使用する場合は、松脂専用に一つ用意しないといけないかなぁ~って思います。
針葉樹のにおいもしますが、もっとクセがある( ゚Д゚)。
買う場合はネットで「ロジン」なるものがありますのでそちらを見てみてください。
・ 香炉
別に特別な香炉じゃなくてもOKで、皿などでもOK。
ただ、当時はそういった儀式に使う専用の香炉など分けられて使用されていますので、まあ、皿でする場合も専用のものを決めたほうが良いかと。
(まあ、このエジプトの採取方法を行うってならの話ですが・・・・)。
・ キフィ
聞いたことが無い人も多いのではないでしょうか?
これはクレオパトラも愛した?とされる昔のエジプトのお香です。
神聖な香りともされ、この当時のさまざまな儀式に使われます。
なお16種類のハーブと樹脂などが必要とされています。
ちなみに材料は「レーズン・フランキンセンス・ジュニパー・ミルラ・レモングラス・陳皮・ベイリーフ・ペパーミント・ベンゾイン・ショウブ・ヘンナ・ピスタチオ・バラ・シナモン・白ワイン・ハチミツ」等です。
なんか材料が一部ちがったりする場合があるので、上記のは「その1例」として見てください。
作り方も、新月のどーのこーの、1日に一つだけ粉にする・・・みたいなのがありますので、気になる方は調べてみてね(●´ω`●)。
・ ミルク
たぶんヤギミルク。
クレオパトラもヤギミルク風呂入ってましたしね(●´ω`●)。
なければ牛乳でもOkかな?
ルーン系で大地に牛乳を注ぐやつとかももともとヤギミルクだったのが、いつも間にやら牛乳になってるものもあるので。
・ 純白のリネン布
まあ、説明の必要はないと思いますが、白の布は魔術で、しかも特に収穫系の儀式の際によく使われます。
絹とかだったりもしますが、ここでは「その時代に特に重宝された生地が使われることが多い」と認識していただければ( ゚Д゚)。
・ ハチミツと小麦や大麦の種
特に説明はないかと思いますが、抜いた植物の代わりに埋めるわけです。
つまり「抜いちゃったから多めに別のを渡しておくね!」という感じです。
そうやって交換をして、神に許しを請うわけです。
魔術系ではこの手は多いですよ(; ・`д・´)。
錬金術の流れなのかしら・・・・等価交換だ!等価交換!・・・うわぁ!体の一部取られた!(鋼錬おもしろかったなぁ・・・)。
・ 欲を絶つ!
神様のものである大地のものをパクる(いただく)わけです。
身を清らかな状態でいかないといけないのです。
また、欲にまみれていると、採取したハーブ等が穢れてしまうわけですから、清らかにしろ!ってわけですね。
と、簡単ですがちょっとした説明も入れておきました。
その他、わからない部分があると思いますが、まあネットで検索すると出てきますので、興味がある人は調べてみてください(@_@)。
最後に
最初のほうに書きましたが、基本、魔術の道具は「手作り」です。
人が作ったもので行うなどもってのほか(; ・`д・´)。
・・・・という考え方があります。
でも現代ではそんな簡単に採取する場所もないし、庭でハーブ育てようにも無理な環境である場合もあります。
そんな理由があるので、特に海外では道具などが売られています。
魔術も考え方が変わっていくわけですね(●´ω`●)。
人が作ったり、採取したものでも、浄化し、適正を与えれば良い・・・という方向に変わってます。
ですが、キャンドルとお香ぐらいは手作りしても良いのではないかなあ~と。
いやね、キャンドル作りとお香作りって奥深くて面白いんですよ(; ・`д・´)。
※2次転載は基本禁止です。また、あくまで現在伝わっている魔術をご紹介しているものであって、効果や効能については保証されていません。試してみる場合は自己責任でお願いします。
↓ベンゾインとかジュニパーとかAmazonにありました(; ・`д・´)。意外とあるんですね。
雰囲気作り等に(●´ω`●)↓
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