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恋愛相談の「別れるかも」は絶対に嘘

彼氏のいる女友達に、
「別れたいかもしれない」と相談を受けた。
話を聞いてみると、
最近彼の嫌なところばっかりが目に付いてしまい、
現在ストレスがピークに来ているようだ。
ここに至るまでの具体的なエピソードも聞いてみたが、
うーん。
私は100%を知ってるわけじゃないけど、
どっちもどっちじゃない?と思ってしまった。

でも、彼氏への愚痴はとどまることを知らず、
友人の感情は収まらなかったので、
「もう別れちゃえばいいじゃん」
と言ってあげた。
このひとことが欲しかったのだと思う。
彼女は「そうだよね!?もう無理だわ!」と
落ち着いた。
別れようか迷っているときは、
ガツンと背中を押してくれるような言葉を
どこかで求めてしまうよね。
みんな「別れちゃえよ」が欲しい。
共感・同情してくれる誰かがいてはじめて
自分の気持ちを固められるよね。

でも、爆発的な感情は一時的なものだし、
時間がたったら落ち着くのが普通。
彼女もずっと前から悩んでいたわけではなく、
ここ何日かの話をしているだけ。
本当に別れるには、あまりにも要素が少なすぎる。

だから私は、彼女の味方になって愚痴を聞いたうえで
「とりあえず決断を急ぐ必要はないから、
次彼氏に会った時に自分がどう思うかだね~。
そこまでいったん待ってみるのがいいと思うよ」
「今すぐじゃなくてゆっくり決めればいいと思うよ」
「また何かあったらいつでも聞くから」
と言って彼女を見守ることにした。

その後、とくに相談はなかったので
うまく修復できたのかなと思っていたら
まさかの同棲をスタートさせておりました。

つまり、恋愛相談の「別れるかも」は嘘。
「別れちゃいなよ」のひとことを求めているけど、
本当にその助言を聞き入れる人はいない。

実をいうと私だってそう。
「別れようと思ってるんだけど」と相談した時は、
「そうだよ!そんなに我慢する必要はないって!」
「私だったら絶対別れてるよ!?」
「もっとほかの男がいるから!」
と言ってもらえると、
自分の感情をちょっと落ち着けることができる。
それで目標は達成されてる気がする。

次第に、
私にしか分からない彼氏のいいところがあるしなぁ
簡単に別れられるような浅い付き合いじゃないしなぁ
などと思い返し、結局別れられないのである。

もし、同じような相談を受けたときには、
別れを後押しするのではなく
不満をとことん聞いてあげることが
第一の役割だと思って、
「え~それは嫌だね~」と言っておけば良い。
「最悪別れちゃってもいいかもね」くらいでOK。
せっかく相談に乗ってあげたのに
結局別れないんじゃん!と怒ってもダメ。
どうせ別れないんだろうけど…
と心では思っておきながら
味方になって話を聞いてあげるのが一番良い。

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