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【彼氏との幸せな日常】〜ネカフェ編〜

幸せな日常もいつかは終わるということで、彼氏との幸せ(だった)日々を少しずつ記録に残していこうという企画。今回は、ネカフェ編。

お互い実家暮らしの全国の大学生カップルが抱えるであろう「どこでセックスするか」問題。ラブホはとにかく高い。なんであんな高いん?セックスするだけでこんなに金取られんの?ほとんど彼が払ってくれてたけど。好きなだけセックスできる一人暮らしの奴らに殺意すら覚えたからな。

そんなこんなで、結局ネカフェに行くことが多かった。受け付けを済ませてルームキーをゲットし、いざ部屋に入る。まずは部屋の匂いと広さ、形をチェック。角部屋だと柱があったりして、ボコってなってるから嫌なんよ。角の部屋は構造上いびつな形をしていることが多い。

さて、ドリンクを取りに行き、2人で一緒にYouTubeを見る。「ちゃんとしたネカフェ利用者」を演じている私は、内心早く襲ってくれと思っている。「ネカフェ来たし一応YouTube見てまったりするか」とか「(どうせ見ないけど)一応何の映画あるか確認しよ」とかっていうやつ、いちばん無駄。でも、そうしなきゃ感ある。

私たちは入った瞬間ヤる!みたいなことはなかったけど、今思えば結構ちゃんとヤってたな。急遽ネカフェに行くことになった時は「ゴム持ってないよ」。今日はできないねって言ってハグで我慢しようとしたけど、結局、我慢できるわけがない。彼が近くのコンビニまでダッシュで買いに行ったこともあったっけ。

廊下ですれ違うカップルを横目に、「うわ、こいつら絶対やってるやん」。だけど向こうも私たちを見て「うわ、こいつら絶対やってるやん」。そう思われてるに違いない。ネカフェの気まずい瞬間あるある。

あのマットにも本当は寝転びたくなかったよ、だってさっきまで汗まみれで水虫のある汚いおっさんが寝てたかもしれないし。

ああ、でも久しぶりにあの感じ、味わってみたくなったなあ。狭くて暗くて、ちょっと変な匂いのする、決して快適とは言えないあの空間でするのも好きだったな。

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