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これからのスーツのあり方と大人の装いを考える。

皆様こんにちは。
今回はこれからのスーツのあり方、そして大人の装いについて考えていこうと思います。

ビジネススタイルのカジュアル化や、テレワークでスーツが売れないと言われている中で、今後スーツはどうなっていくのか。
そして大人の装いはこうなるのではないか、という予想も踏まえて考えていきたいと思います。

筆者は2020年から2021年に大きな転換期を迎えると予想しています。

スーツ業界の現状は?

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まずこれからのスーツのあり方を考える前に現状を整理します。
つい先日も「洋服の青山」の青山商事が全国の店舗数の約2割にあたる160店舗を閉店と、400人の希望退職を募集するとニュースになりました。
紳士服大手と呼ばれる「青山・青木・コナカ・はるやま」で売られている所謂「ツープライススーツ」は、クオリティが高いわけではありません。
主な顧客であった「作業服としてスーツを着ていた人」がビジネススタイルのカジュアル化や、テレワークによって離れた結果です。

また、ユニクロのように、もっと安くてクオリティが高いスーツが台頭したことも理由の1つでしょうか。

その一方でオーダースーツ業界は頑張っています。
昔では考えられなかった低価格でのオーダースーツが生まれて、若い方からお年を召した方まで「スーツを仕立てる」ということを楽しんでいます。
1着で2万円、2着で2万5千円とか、お店によって価格は様々ですが、いずれにせよ一昔前では考えられない価格になりました。
消費者側としてはありがたい限りで、本当に良い時代になったなと感じています。

ただ、価格競争は頭打ちになったように思います。ここが限界といったラインに差し掛かったなと。
これ以上安くなるということは難しいでしょう。

それではもうワンランク上のスーツはどうでしょうか。
先日とあるお店でお話を伺いましたが、やはり店舗によって売り上げが大きく違うと。
路面店はそのブランドが好きな方が来るので、大きく売り上げを落とすということはありませんが、百貨店に入っているところはとても苦しいとのことでした。

そして傾向としては、スーツよりもジャケットを中心としたカジュアルなものが売れているようです。
来季のラインナップも見せていただきましたが、スーツの取り扱いは減らさざる得ないということでした。

ここまでがスーツの現状です。

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