スーツの価格は何で決まるのか?
皆さんこんにちは。
この記事をご覧の皆様はスーツが好き、ジャケットが好き、そんな方々だと思います。今回はスーツの価格について。
皆様はスーツの価格について不思議に思ったことはありませんか?
例えばオーダースーツが高いのがご存じですよね。近年ではパターンオーダーは安価なものが増えましたが、ビスポークと呼ばれる個人のために型紙を起こし、手縫いを駆使して仕立てられるスーツは今でも高根の花。
でもそんなビスポークよりも高額な既成のスーツもありますし、何より同じビスポークでも価格差が3倍も違う場合があります。
不思議に思われませんか?
今回はそんなスーツの価格についてズバリお答えしてみたいと思います。
スーツの基本をおさらいしよう。
スーツには大きく分けて「オーダースーツ」「既成スーツ」があります。そして一口にオーダースーツといっても以下のように分かれています。
パターンオーダー
イージーオーダー
ビスポーク(フルオーダー)
パターンオーダーとイージーオーダーは似たようなものだと思ってください。正確には違うのですが、同一のものとして使われていることが多いので。MTM(メイドトゥメジャー)とも言われます。
具体的にどういうものかというと、型紙を補正してスーツを仕立てる手法のことを指します。イージーオーダーの方が型紙が多く、体型に近いものから補正することが出来ます。
また一般的には縫製工場にてマシンメイドで仕立てられますが、オプションなどで一部手縫いに出来ることもあります。
それではビスポークはというと、カッターが型紙を1から作ります。途中で「仮縫い」「中縫い」を経たうえで仕立てるので、体へのフィットはもちろん、途中でデザインを変更することも可能です。
縫製についてはテーラーにもよりますが、熟練の職人による手作業で仕立てられることが多く、手間暇がかけられた贅沢なスーツとなります。
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