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sense of defeat

何が別にどうだってわけでも
だからそれが何だってわけでも
ない、ない、ないのにどうして
こんなに胸が爛れるの

軽い劣等感 それよりもっと
ひざを折った感じ
苦しくて 半開きの
口に潜り込む苦い砂

だって比べてなんてない 私は私
しっかり生きてるはずなんです
それなりの個性 能力も
まあまあまあ 認めていいかも
なのに何なのこの焦燥
自尊心が存在を主張
覚悟して飛び込んだ果てに ああ

残念でしたと薄笑いされて
明日頑張ってと意味なく蹴られ
置き去りの私にぶら下がる
傷だらけの魂

嫉妬に羞恥 弱みに打たれ
ほろり こぼれたのは何時ぶりの涙
誰も見ないでと祈る両手は
いつの間にか こんなにも汚れて
覆った指のすき間から流れる
血にも似た初めての涙
認めたくない だけど思い知れ
これが負けた世界

思い知れ 思い知れ
これが負けの世界

歯を食いしばってこらえた嗚咽を
いつか愉悦に変えるまで

思い知れ 思い知れ 私
これが負けの世界


ERICA

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