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パソコン選びで重要視する部分

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。本日5月17日は雨ですね。四国地方はすでに梅雨入りしており(なんと去年と比較して26日早い梅雨入りです)、地元テレビ局勤務の気象予報士さんも驚きを隠せないようでした。

さて今回からいよいよコンピュータに関する内容を記述していきます。皆さんはまずパソコン選びで重要だと思われる部分と聞かれたらどうお答えになりますか?ほとんどの方はかなりざっくりした質問であるがゆえに「よくわからない」「使用用途によって変わる」「そもそもコンピュータに詳しくない」実に様々な返答がありそうです。

コンピュータの知識がある人であれば「処理能力の高いほうがいい」とか「処理能力が高いに越したことはないができる限り安く購入したい」とか「処理能力云々以前にパソコンを置くスペースを考えたほうがいい」など実に様々な返答をされるかと思います。パソコンに詳しくない方にとってはもはや「よくわからない」の一言に尽きるかとも思います。

そんな中、私の独断と偏見でここが重要!というところを1つ挙げるとするならば、それは「入力が気持ちいいかどうか」という点です。「いやいやちょっと待ってくださいよ。そんなことよりCPUの処理能力の高さとかメモリの容量や動作クロックとか、ストレージの種類や記憶容量とかネットのLANポートがギガビットイーサに対応してるかとかそういうところが重要でしょ?」

確かにそれも重要なんですが、私の自作パソコンの製作やコンピュータ関連企業に努めていたときの経験や、PC用や家庭用ゲーム機のコントローラーをいろいろ触ってきた経験から導き出した答えが、「コンピュータに対して入力を行っているとき、気持ちよく入力できているかどうか」という点なのです。もちろんコンピュータは様々な用途で様々な方が購入し使用するものなので、当然異論はあると思いますし、私は異論がたくさんあって然るべきであると考えています。その上でこういう考え方もあるよねと思っていただけたら幸いです。

コンピュータの部品名がわからないという方もいらっしゃるとは思いますので、各パーツに関しての解説は後々行う予定です。今回は専門用語を使いますが、よくわからなくても問題はありません。

私も自作パソコンを組んで20年ちょっとの経験と運用の経験がありますので、当然CPUはこれがいいなとか、メモリの容量はこのくらい必要だなとかストレージの容量はこのくらい必要だなとか、モニターを2枚使ってメインとサブで分けたいなとか、インターネット回線の速度は最大1Gbpsは必要だよなとか、実に様々なことを考えます。そして想像の上でパソコンを組み上げて使っているところを想像するのがすごく楽しいです。さながら遠足前日の小学生のような感じですが、いろいろ思い出すと入力装置、とりわけキーボードとマウスについては過去の自作パソコンについては考えて購入したわけではありませんでした。

部品代やモニター代などを考慮していくとどうしても入力装置に回す金額は後回しになりがちです。私もキーボードもマウスも特にこだわりがなかったり手のサイズに合えばどれでもいいと思っていました。ちなみに自作パソコンの大体の流れはパソコンを組み立ててOSをインストールし、各種ソフトウェア(ドライバやユーティリティなど)をインストール。ウィルス対策ソフトをインストールして、その後ビジネスソフトのオフィスやら、遊びたいゲームソフトやらをインストールしていざブラウザソフトを立ち上げ、いざ!インターネットの世界へアクセス!となります。あくまでも大まかな流れです。

最初はとても楽しいのです。キーボードとマウスを使って様々な情報や便利なソフトの数々を自分のパソコンへダウンロード・インストールしてより便利にしたり、You Tubeやニコニコ動画などの動画検索・閲覧サービスを使って余暇を楽しんだり、最近だとオンラインゲームなども楽しめるので、インターネットへつながったそれなりのゲーム用途のパソコンであれば基本何でもできます。ブログやSNSを使って様々な情報を配信することも個人でできますし。最近だと動画制作やゲームなどの実況生配信などもすることができます。しかし、だんだん気になり始める部分があります。パソコンの性能やネットワーク回線の速度ではありません。私はパソコンを自作する際はまずやりたいことをリストアップし、次に使いたいソフト(ビジネスソフトでもゲームソフトでも)がどのくらいのパソコンの性能を必要としているかを洗い出し、その後自分のお財布と相談しながらできるだけ使用用途に合う部品やネットワーク回線速度を選びます。

そして使い続けているとだんだん気になりだす部分。そう、今回のテーマである入力装置についてですね。最初はインターネットでできることやプログラムやウェブページのデザインの勉強など気になることが多くて、入力装置についてなんてとても考える時間はありません。ネット閲覧も楽しいしゲームも楽しい、プログラムを打ち込めば、バグがない限りちゃんと動くしウェブページのデザインも基本を勉強したあとはいろいろとオリジナリティを出して自分の独自のものを作り上げていける。これが楽しくないわけがありません。ただ、パソコンやゲーム機を始めとするコンピュータというものは、「入力とその後の結果を見て楽しむものである」というものが大前提としてあると私は思っています。

結果として申し上げるなら、コンピュータを操作するときの気持ちよさはそのまま、コンピュータを使用するときのモチベーションに直結します。私は過去のブログ記事にてコンピュータとの関わりを書かせていただきましたが、例えばファミリーコンピュータ。いわゆるファミコンですね。実は私はファミコンの1世代目の機種でゲームをした経験があります。私自身はその当時ファミコンを持っていなかったのですが、幼稚園への入園祝いや誕生日プレゼントとして買ってもらっていた友人がいました。彼の家にゲームをしに行ったのですが、当時のファミコンのコントローラーのAボタンとBボタンは、皆さんがよく知っているプラスチック製の丸型ボタンではありませんでした。そのボタンに変わったのは2世代目からで1世代目のAボタンとBボタンは四角いゴムをそのまま入れたものだったのです。つまりボタンを押してもゴムがグニャッとなった感覚が指先に伝わるというものでした。

そして実際にそのコントローラーでゲームをすることになるわけですが、ゲームを起動せずにボタンだけ触っただけでもグニャッとした感触しかないので、実ゲームでどのように動作するのかがわかりません。2世代目以降の機種であれば明らかに「私はボタンを押した!」という確証が取れるものになっているのでゲームでミスをしても自分のせいだ。次はもうちょっと早いタイミングでボタンを押してみよう。などと反省材料にすることもできるのですが、1世代目の場合はそうはいきませんでした。実際にボタンを押しているにも関わらずキャラが思ったとおりに動いてくれません。十字キーはどの世代も特に仕様変更はないため、キャラは上下左右に動いてくれますが、それ以外の動作に関してはボタンを押しているのに動かないのです。挙句の果てにはボタンとして埋め込まれていたゴムがコントローラーから飛び出して畳の上に転がる始末です。これには当時任天堂側に相当な苦情が殺到したらしく、私の記憶では確か1世代目のファミコンを購入したお客様に対しては無料で2世代目のファミコンに搭載するプラスチック製丸型ボタン式のコントローラーへ交換するという事態になりました。

長くなりましたが、私は幼少期にコンピュータへの入力装置の出来が悪いとコンピュータそのものを使おうとするモチベーションがなくなるということを体験していました。実際友人もゲームを楽しみ始めたのはプラスチック製丸型ボタンに変わってからでした。しかし、当時幼稚園生であった私はそれを覚えておらず、そのまま成長して大人になってしまい、コンピュータは性能が重要なんだ!入力装置はとりあえず使えれば何でもいいんだ!という考えのもと初代の自作パソコンを作ることになります。当時は私も社会人になりたてで、やっとの思いで貯めた貯金を使って自作パソコンに挑戦をしたため、実際その経験を覚えていたとしても入力装置にはあまり金額を投じなかったと思います。

最初はキーボードとマウスを使ってパソコンを操作することが楽しかったのですが、そのうち私は徐々に違和感を覚えていくことになります。そう、入力するのがだんだんしんどくなってきたのです。マウスはゲーム用途もビジネス・学習用途のものもボタン入力やマウスのカーソルの移動に関しては、こだわりがなければ大差はありません。FPS系のゲームをプレイする人に関してはマウスの移動速度やマウスカーソルの画面への反映速度は速いほうがもちろん有利にゲームを進めることができるので重要ですが、MMORPGや格闘ゲーム・レースゲームなど、特にマウスを使わずゲームパッドやそのゲーム専用のコントローラを使用するものに関してはマウスの反応速度はほぼどうでもよく、カーソルが自分の想定内のスピードと正確性をもって画面内を移動してくれればそれで構いません。マウスのボタンに関しても、ゲーマーの方からすれば通常のマウスとゲーミングマウスのボタンを押した感覚が違うという方もおられるかも知れませんが、私の経験上はビジネス・学習用途でもゲーム用途でもボタンの感覚は特に一緒だと感じました。

ただキーボードはそうではありません。タイピングするときにはキーを直接指で押し込みます。指で押し込んだら画面に押し込んだキーに対応した英数字や特殊記号が表示されます。つまりはマウスと違うのは手に合うかどうかがすべてを決定するのです。キーボードは内部の構造によって大体3つに分類できるのですが、家電量販店で売られているデスクトップ型のパソコンに付いている付属のキーボードは、私の家電量販店での販売経験からすると、できるだけ商品の値段を下げてお客さんに買ってもらえる価格帯にしなければならないため、様々な部品に対してダンピングを行っています。要するにCPUをある程度高品質なものにして処理能力を上げます。しかしその分メモリの容量を減らしたり、ストレージの容量を上げる代わりにSSDではなくHDDにしたりというものですね。他にも家電量販店で売られているパソコンはビジネス用途または家庭での用途を想定しているはずなのでDVDマルチドライブを付けて、DVD再生用のソフトを入れたり、ワープロや表計算・プレゼンテーション資料作成用ソフトを入れたりしています。

そして入力装置をいいものにしようとすると価格に跳ね返ってくるため、だいたい約2000円程度のキーボードとマウスをコンピューター一式につけるのです。他にも付属でモニターやステレオスピーカーが付属(ノートパソコンの場合は内蔵)されてきますが、これも値段的に大した金額のものではありません。パソコン本体・モニター・キーボード・マウス・スピーカー・OS・バンドルソフトすべてを入れて大体15万円前後で販売します。最近の製品はできが良いのですぐ壊れることはありませんが、キーボードだと2000円前後のものは、もっても2年くらいでその後は買い換えることになります。製品によっては安くてもキーストロークが深いものもあるし、浅いものもあります。これもユーザー自身の感覚によって使いやすい使いにくいが分かれるため、一概にどれがいいとは言えません。

パソコンに詳しくない方は、ある日突然キーが反応しなくなり、文字が入力できなくなった=パソコンが壊れた。という判断になり、やっぱりパソコンなんて買うもんじゃないな。という考えに至りコンピュータを使うということはしなくなります。

また安価な入力装置は私の独断と偏見で申し訳ないのですが、肩が凝ったり疲れを感じやすかったりという現象も引き起こしている気がします。もちろん、パソコンデスクが高すぎる低すぎるということや座っている椅子が硬い、またはパソコンデスクに対して椅子の高さが合っていないということで肩が凝ったり疲れやすいということもありますが、それらを是正してもまだ体に変調があると思われる場合は入力機器が合っていない。ということがあります。入力機器はユーザー自身が直接触る部分であるため、一番いいのは店頭で実際に触って確かめるということになります。

実際大型の家電量販店やパソコン専門店では必ずキーボードとマウスのコーナーが有り、そこで実際の商品を触って感触を確かめてから購入できるようにしてくれています。よくわかっているとか知っているとかいう商品であれば、通販サイトで仕様を見て購入しても問題はありませんが、詳しい方もそうでない方も、実際には触らないと本当に自分にあっているのかどうかの判断は基本不可能です。今は新型コロナの影響で店頭で触るには少し抵抗があるかと思いますが、店舗側も最新の感染対策は施しているはずなので(わからなければ店員さんに確認をしてください)、触って自分に合うものを見つけることをおすすめします。私はメンブレンのものから今は茶軸のメカニカルスイッチのゲーミングキーボードに買い替えてこのブログを書いていますが、ゲーミングキーボードは耐久性はもちろんのこと入力のしやすさはメンブレンキーボードと比較すると非常に楽になり、椅子も長時間座っても疲れにくいものに変更したため、キー入力の時間が長時間になってもあまり疲れを感じることなく、非常に楽しく入力が行えています。ひいてはパソコンを使うモチベーションが上がり、楽しいデジタルライフを送ることができています。

以上のことから、私はパソコン選びで重要視すべきところは入力装置であるという確証を得るに至りました。どれだけ処理能力に優れたコンピュータをもっていても入力装置がダメならコンピュータを使うモチベーションは下がります。逆に言うとコンピュータの性能はイマイチでも入力が楽しければそれなりに楽しいデジタルライフを送れるということです。皆さんも一度入力装置にお金をかけてみてはいかがでしょう?ひょっとすると今よりもコンピュータを使うことに対して抵抗がなくなるかも知れません。ノートーパソコンを使っている方でも、今はUSB接続のキーボードがあるので、ノートパソコン側のキーボードではなくご自身の手に合うキーボードを探して購入してみられることを個人的に強くおすすめします。

次回はいよいよコンピュータに関しての深い部分での解説が始まる・・・かと思いきやそうではありません。実はコンピュータは人を選ぶのです。あなたは果たしてコンピュータを扱うのに向いている人なのかどうなのか?という観点でお話をさせていただければと思います。本日はどうもありがとうございました。またご興味がありましたらお立ち寄りください。それではまた。

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