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映画感想『INNOCENCE』※ネタバレ注意

今日見た映画は押井監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の続編である『INNOCENCE』でした。

前作を見たのは大体半年くらい前でしょうか…
テレビで見るのが億劫で後回しにしていたのですが、新しいPCにブルーレイディスクをつけたのでそれを機にDVD消化を始めました。


前作の記憶が朧気なのでちらっとWikiを見て思い出してから見たのですが、今作は前作の主人公(ヒロイン?)の女性が電子世界に飛び立った後の世界で、残されたバトーが主人公のお話です。

今作は少女型ロボットの暴走事件をバトーたちが追うシナリオですが、主題はおそらくロボットと人の境界線やバトーがどちらを望むのかという話であると思いました。

体をロボット化していく日々の中で人間である必要性やその意味などをロボット化した友人や思い人の素子と今作通しての相棒や最後の少女のシーンで迷わせてくる。
自身はロボット化に心が傾いているけれど、人間を忘れられないという面での人間らしさみたいなものがありました。

個人的には長生き・不老不死になるならロボット化も全く厭わない派です。
人間らしさというのは体もそうですが、立ち振る舞いや考え方が主であると自分は思っているので。
これは割と日本人的考えなのかもしれませんけれど、日本語を片言でも喋ろうとしていて、日本文化になじもうとしている外国人の方ってなんだか同じ仲間のような気がしてくるじゃないですか。
これと同じような話で、自分は悩みとか戸惑いみたいな人間らしい思考よ行動が見られたら全身ロボットだろうがそこまで気にしないと思うんですよね。


というわけで今回見た映画は『INNOCENCE』でした。
サイバーパンク等々、現代においてもいまだに強烈な影響を世界に残し続けている今作、見ることができてよかったです。

小説のほうはミシェル・フーコーガイドブックを読んでいるのですが、なかなか終わりそうにないですね…


それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter:まがしき @esportsmagasiki

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