スポーツ漫画不足問題
『ハイキュー‼︎』が完結して週刊少年ジャンプからスポーツ漫画が無くなりました。
近年のジャンプスポーツ漫画は『ハイキュー‼︎』や『黒子のバスケ』『火ノ丸相撲』などが成功(アニメ化)しています。
しかしその影には打ち切られたスポーツ漫画が倍以上あり、競争の激しいジャンプ誌面ではスポーツ漫画は生き残る事は難しいです。
何故、スポーツ漫画の人気が出にくいのか考察して行きます。
題材となるスポーツが限られる
まず、題材となるスポーツが限られます。
あまりマイナーなスポーツだとルール説明で時間が取られてキャラの魅力を引き出したりストーリーを進めるのが遅くなる為、世間が大雑把にルールを把握できてるメジャースポーツ(テレビで試合が中継されるレベル)もしくは、細かいルールは覚えなくても見ただけで何となくルールがわかる競技などが題材として適しています。
メジャースポーツの問題
ただ、メジャースポーツでも何回も漫画の題材になっている物
バスケ サッカー 野球を中心にバレー テニス ボクシング などが頻繁に漫画になります。
この辺は学校の部活でもメジャーでルールも何となく知ってる人も多いスポーツです。
ただスポーツ漫画は大体、中学・高校の部活がメインなので展開に目新しさがなくなってくるというのがあります。
過去の名作があるのでとてもハードルが高いです。
差別化する為には『テニスの王子様』や『イナズマイレブン』などの様に能力バトルに振り切るしかありません。
それに現実の試合の展開だって大体似たり寄ったりですからね。
メリットとしては一般的に経験者が多い分最初の方のルール説明パートを簡略化できることです。
マイナースポーツの問題
マイナースポーツの問題点はまずそのスポーツのルールを知っている人が少数派のためルール説明パートを挟まなくてはいけなく、ストーリーのテンポを遅らせることです。
また、マイナースポーツが何故マイナーなのか筆者の見解ですがルールが小難しいことにあると思うのでその分ルール説明は重要ですが上記のデメリットがあります。
そう考えると『アイシールド21』は日本ではマイナースポーツのアメフトを題材に選んだのは流石だなと思います。
攻守がハッキリしていてルールもわかりやすく、作戦が重要になるスポーツです。
では、マイナースポーツのメリットは何か?
それはマイナーであるが故に展開が他と被らないことです。
根本的な部分では被りますが絵面などは被らず新鮮な気持ちで読めます。
まとめ
何故、スポーツ漫画が衰退しているのか?
それはメジャースポーツでは過去のレジェンド作品があり、主に学校の部活をメインに話を展開する少年誌などでは展開が被り劣化版になりやすいこと。
燻ってる間にバトル漫画などに人気が取られて打ち切りにあってしまう。
マイナースポーツだとそもそも興味を示す人が少ない。また、ルール説明パートでテンポが削られる。
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