映画
人はなにかにハマったり、熱中したりすることが人生になるんじゃないかと考えることがよくある。
例えば、デモ活動や被災地のボランティアまでも今その人がハマってることなんじゃないかなんて思うこともある。
人生に影響を与える瞬間は多々あると思う。
それは人だったり、本だったり。
そして映画だと思う。
私も少なからず色んなものに影響されて生きている。
その一方で影響されたくないと思ったり、
自分という存在が確立されてるものであって欲しいと思ったりする。
ただ私も影響される。
人生は何年続くかわからないけれど、
私は映画が好きだということは紛れもない事実で知ってしまったものを知らなくすることはすごく難しい。もはや不可能に近い。
「big fish」という映画を知っているだろうか。
小さい頃から何度も観てきた。
私が生まれた2003年の作られたティムバートン監督の作品の一つだ。
母と一緒に見たのが最初だと思う。
この映画の好きなところは
大きくは理解しなくていいところだ。
Filmarksというアプリがあるが、
私はその中でこの映画に対してこんなコメントをしている。
「朝ごはんの前にすでに10個もの奇想天外なことを考えるような人ならハマるはず」
これはハリーポッターに出てくるセリフを一部引用したものだが、まさにその通りだと思う。
セリフや風景、登場人物も全てありえないことがたくさんおこる映画だが
人生もそんなもんだ。
ありえないことが起こってほしい。
そして、美しい。
別に何かを言いたかったわけではないが
何となく、これは私の物語かもしれない。
と思う時がある。
自分の人生の主人公は自分だけど、
自分の人生が映画や本になることは無いと思う。
主人公っていう器じゃないし
だけどこの映画の主人公も
そんな器ではない気もする。
なんとなく。
私は魚が好きだ。
特に川魚が好きだ。
きっとこの映画に影響されたんだろうと
ふと思った。