お悩み相談#8 「心理カウンセラーになるには?」
昨今ですね、「メンタルって大事だよね~」って認知もだいぶ広まってまいりまして。
職業として「心理カウンセラーもいいな」とお考えになられる方も増えてきているんじゃないかと思います(´º∀º`)
様々な経験をしてきて、「自分と同じように苦しんでいる人の力になりたい」と思う方もおられますでしょう。
えー、そんなワケで本日はですね、お悩みというよりもご質問にはなりますが。
こんなDMをいただいたのでシェアさせて頂きまーす(´º∀º`)
Hさん、ありがとうございます(´º∀º`)
資格に関しては、現在のところ「心理カウンセラー」みたいな名称のものは、民間のスクールが発行しているモノのみ。
メンタルにまつわる資格に「公認心理師」「臨床心理士」がありますが、どちらも大学が条件になってくるので、なかなかハードルは高いです。
が、精神疾患のある方を中心にカウンセリングを行う場合や、カウンセラーとしてどこかに就職したい場合は必要になってきます。
私のように、「自分で開業したい」「病むのを予防するためのカウンセリングをしたい」というのであれば、それらの資格が無くても、独学でも、カウンセラーと“名乗る”ことはできマス(´º∀º`)
ぶっちゃけ、「名乗っちゃったモン勝ち」なのが現状なのですよ。
なのでSNSなんかで検索すると、「〇〇カウンセラー」って死ぬほど出てくる。
ただ。
カウンセラーに“なる”には、それ相応に乗り越えなくちゃイケナイ部分がある。
厳しいようだけど、「私、よく相談されるんだよね~」レベルでは、到底つとまるモンじゃございません(´º∀º`)
確かに、ちょっと心理学の理論をかじっただけでも、なんとなく分かったような気には、なる。
そこで「もうイケるよね!」って開業しちゃったり、学ぶのを止めちゃう人がとっても多い。
SNSでカウンセラーと名乗っている人をよーく見てると、そこでストップしちゃってる人が大半なのです。
通信教育で学んだ人が多いのかも。
なんて言うのかなぁ…
上手く表現出来ないんだけどコレ、書いている文章をよく読んでみると分かる。
学びが浅い人ほど「同じような悩みを抱える人を“救いたい”」みたいな表現をよくするし、そこばかりをアピールする。
それは確かに素晴らしいことではあるし、私もそう思ってた時期もあったんよ(´º∀º`)
でも、本当にカウンセラーに“なる”のに一番重要なのは、知識よりも、相談者のことよりも、実は「自分自身を知ること」だったりする。
「誰かを救いたい」っていうのは、まだまだベクトルが“他人”に向いてるの。
その裏には、承認欲求だったり、共依存だったり、思い込みだったり、色んなモノが隠れてる。
本当に“救いたい”のは、他人ではなく自分自身だったりする。
あ、“共依存”についてはこちらの記事でざっくり説明してるので、合わせて読んでみてね(´º∀º`)
そこをきちんとクリアしておかないと、無意識に無理して相談者に合わせたり、徐々に話を聴くことがしんどくなったり。
逆に相談者に価値観を押し付けたり、無意識にコントロールしてしまったりと、依存し合うような関係を作ってしまう。
コレはトラブルにもなりやすいし、自分自身もしんどい。
相手を救うどころか、自分の方が病んじゃったり、相談者と一緒に“共依存の沼”にランデブーしちゃう可能性がある。
そのために、自分自身もカウンセリングを受けておく必要があるの。
別に病んでなくてもね(´º∀º`)
自分の価値観、思い込み、捉え方のクセ、幼少期からの影響などなど、ある程度クリアにしておかないと、フラットな状態で人の話を“聴く”のは難しいの。
「カウンセリングってどんなものか」を、実際に自分自身が体験して、身を持って理解しておく必要もあるよね。
それに、カウンセラーになってからも、相談者とどう関わったらいいのか分からない時や、どうカウンセリングを進めていったら良いのか分からない時。
“スーパーバイザー”、いわゆる“師匠”みたいな「信頼して相談できる相手」がいないと、行き詰まった時に非常に困る。
カウンセラーを“名乗っている人”の中には、基本的な傾聴(話の聴き方)をしっかり学んでいない人もけっこう多い。
たまたま私が通ったスクールは、傾聴に力を入れていたから、その重要さが学べたけど。
以前お話したことがある“自称”カウンセラーさんは、学んだのは通信教育のみで、「私、人の話を聞いてられないのよ~」とか言ってフツーに笑ってたわ。
そもそもの、“カウンセリングとは何か”を全く分かっていない。
コレにはゾッとしたよね…
風俗のお仕事にも、他のお仕事にも共通するけどさ、“人間相手のお仕事”って、甘かないのよ(´º∀º`)
求めているもの、捉え方、感じ方、そこに至った経緯…
お客様ひとりひとり違うから、“マニュアル通り”なんて無い。
それを把握するために、“聴く”ってとっても大切なこと。
そして短い時間の中で、いかに信頼関係を築けるか。
いかにリピートしてもらえるか。
それもそもそも、“私”を知ってもらわなくちゃ始まらない。
“売り出し方”にも正解なんてないから、自分で試行錯誤するしかないよね。
そして、自分を低く見積もり過ぎても、高く見積もり過ぎてもダメ。
カウンセラーになりたてのヒヨっ子が、まぁ偉そうに書いてみたけど(笑)
最低限その辺りが分かってないと、カウンセラーを“名乗った”としても、カウンセラーに“なる”ことは厳しいんじゃないかなー(´º∀º`)
ちなみに私は、学び始めてから開業届を出すまでに、5年ぐらいかかりました。
それこそ「大学行けたんじゃね?」というぐらいの時間とお金を使ったけど(笑)
今思うと、そのほとんどは“自分自身と向き合うための時間”だったよね。
理論も、丸暗記しただけじゃ使えないからね。
私の師匠も、「講師になるまで5年ぐらいかかった」って言ってたから、そのぐらいが目安になるかもしれない。
でも、年齢関係なく、と言うよりむしろ、人生経験が豊富な人の方が有利になるお仕事。
5年後にはもう少しカウンセリングの認知度も広まってるだろうから、逆に始めやすくなってるかもしれないしね。
“5年”を長いと捉えるか、先行投資と捉えるか。
まぁ気になってるなら、面白いし損はないから、とりあえず勉強してみるってのもアリだよね(´º∀º`)
てことで!
何かしらの参考になれば幸いでございます。
じゃ、またねー!!(´º∀º`)
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