紛れ込んでいる一粒がその後見事な向日葵を咲かせます

ゴッホが残した作品は
およそ800点で、
そのうち生前に売れた絵は1点。

5年前に映画館で観た
「ゴッホ 最期の手紙」を
今度は自宅で観た。

またしても
エンドロールが近づくところで
泣けてきた。

いろんな感情が
初めて映画館で観たときと
同じようにまた。

今を生きてる人たちは
ゴッホの絵を見たら
ああゴッホの絵だ。
ってわかるし、
ゴッホみたいなタッチの絵を見たら
ああゴッホの雰囲気を感じるな。
と頭の引き出しから
ゴッホを取り出すことができるけど

ゴッホは
ただひとりで
他のものに自分を映すのではなく
ゴッホの目だけに映るものを
描き続けてた。

いつの時代も
誰もやったことのないこと
見たことのないもの
「普通」じゃないものは
変な、異物的な扱いを受ける。

それでもなお
描き続けるそのパワーを
持って生きてたんだよゴッホは!

どんな分野の世界でも
どんな場所でも
「他とちがうこと」は
孤独なことです。
だけどそういう人たちは
強いって知ってる。
というか、そう信じてる。

5年前、
ひとりで映画館でこの映画を見たあと、
誰かと込み上げるものを共有できる訳もなく
悶々として大都会の人混みの中
ぼんやり歩いたことを覚えてる。

あちこちに流れてゆく
ものすごい人混みの中、
ひとり歩くこの自分に
ゴッホの姿を重ねて俯瞰したり。
画材をたくさん持って
佇んでる気持ちだった。

自分のそれまで、
「普通」とたたかってきたし
これからの自分も「普通」とは
あまり仲良くできなそうで、
改めて作品を観れてよかったです。

ああ、文章長い。

そう、
強いんです
孤独と強さは
紙一重でもあるんです。

ゴッホが
実際どんな人だったかなんて
わからないけれどね。

なにも崇拝はしないけれど、
私がゴッホから受け取るものは
とても大きいです!

わたしも、
これからも
孤独を恐れないで
個であれを胸に。
私が私でいられるようにね。

大丈夫よ、って
あったかいスープでも出して
ゴッホに言ってあげたい!

はーあ!素晴らしい時間だった!

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