ぞうくんのおさんぽを読んで
この間、テレビを見ていたら、ヨシタケシンスケさんが出ていて、驚きました。
noteでも「なつみはなんにでもなれる」を読んだ時の話をしましたが、ヨシタケさんの絵本はどの本も面白いです。
他の絵本も紹介したいのですが、今回は娘の一番のお気に入りを果たしている、
なかのひろたかさん作「ぞうくんのおさんぽ」の話をしようと思います。
さんぽに出かけたぞうくんが、次々とおともだちの動物に話かけられるので、さんぽに誘います。
すると「のせてくれるならいいよ」と言われる。
子どもの大好きな「くりかえし」での進み、
最後には「どっぽーん」の音。
ほのぼのしていて、楽しいおさんぽの話です。
娘は外が大好きなので、
外=「おさんぽいくよー」
が合図だったので、この絵本を読むと
窓の外を二度見三度見して嬉しそうな顔になります。
さて、
この「ぞうさんのおさんぽ」の持ち主であり、
ぞうとキリンが大好きだった息子が
娘のおねだりで読んであげていた時のこと。
読み終わった本をめくっている妹を見ながら、
私にこう聞いてきました。
「ぞうさんのおさんぽって、かばくんが初めにさんぽしていたら、かばくんのさんぽになってんだよね。それで「ぼっしゃーん」してたよね?」
そう、この本の話は力持ちである「ぞうくん」だったからこそ、最後の結末になり、面白いのです。
息子の言葉を聞いて、ふと先程のヨシタケシンスケさんの言葉が思い出されました。
「絵本は人生で2回読む。
1回目は子どもの時、
2回目は子どもに読み聞かせる時。
同じ本なのに、全く違うものに感じると思う。
だから、何度でも読んでほしい」
5歳にして、自分が読んでもらった1歳の頃と違う見方で「2回目」の絵本を読めている息子の成長がとても嬉しかったです。
息子の質問に対し、2人で、ぞうさんが力持ちだからじゃない?という話をした後、
「ふーん。でもかばくんや、わにくんも、ちからもちかもしれないよねー」
と言って次の絵本を読んであげていました。
…確かに!!
子どもの世界は視野が広いなぁと
2つの発見をさせてくれた絵本でした。
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