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ことばを覚える


大人になると、自分から話かける人は多くないようですが、子どもは大体の子たちが自分から話しかけてきます。


年齢(おしゃべりスタート時期は2、3歳のような気がします)

環境(大家族だと大人と話す事が得意なイメージです)

状況(知っている人がいるかいないか、外か中か、大勢か少数か、などなど)

によって話さない子も多いですが、

基本的には「お話」が好きな子どもたち。


我が家の兄である息子は

人見知り、かつ場所見知りで、

とにかく大人しかった。


今も場所が変わると静かになるので、

「あ!君、人見知りだったね!」

と気づくのですが、

いつもは忘れているくらいの

「おじゃべり」です。


大影響が大きかったのは、やはり集団生活である幼稚園。

そこから次第に変わり始め、

年齢と共に「お話好き」になってきました。


さて、その後産まれた妹の娘ですが…。



…話さない!!!


えっ?!と思うくらい、「言葉」は話さない。

「言葉」より「ジェスチャー」なのです。



息子は本が好きだったせいか、

自分に関係する言葉(自分発信の伝えたいこと)

を習得していった感じだったので、

「まんま、ぶっぷー、おあーさん、たっしー」

など、自分の主張に使われる言葉の習得が早かったです。

(「」の中の言葉が全て分かった方は育児マスターですね(笑))

指差しも、するにはしていいましたが、すぐに何か言おうとしていたので、「これは〇〇だよ」と話しかけていました。


対して、ただいま1歳7か月の娘は、

なぜか大半がジャスチャー。

いえね、育児書では

「ベビーサイン」という赤ちゃん専用のジェスチャーがあるという知識はありましたが、


おじゃべり盛んな園児がいて、話さないって。


刺激がシャワーのようにあるはずなのに?


うーん…??


と言いつつ、言うほど気にしていないのですが、

不思議でした。


そして、娘が話さないのは、

面白い事に兄である息子がいるためでした。


わかりやすい例がこれです。

本を読む時のやりとり。

「えっ?これ読んでほしいの?」

(ちょうだいのジェスチャー)

「しかたないなぁ!じゃあ、ここ座って!」

(お兄ちゃんの膝の上に乗って、本を指差す)

「じゃあ、いくよー『じゃあじゃあびりびり』」

(拍手する娘)

「くるま ぶっぷー ぶっぷー」

「くるまがはしりまーす。どうろにきをつけるんだよー」(彼の感想)

(本をめくる娘)

「みず じゃーじゃー」

「てをあらいまーす。♪かめさん、かめさん、おやまおやま、ばいくでぶるるん…」(彼の感想)

(本をめくる娘)

「おしまい またね」

(急いで次の本を持ってくる)

「えー!こんどはこれー?しょうがないなぁー」


はい!

擬音語満載の本なのに、

話しているのは全て息子のみ!

そう、「お兄ちゃんが全部私の言いたい事を話してくれるから」話さなくていいみたいです。


そんなこと、あるんですねー。


大好きなアンパンマンや「いないいないばあ」は言うのですが、

大人(主に主人)が

「すごい!言えたね!もう一回言って?」

「〇〇って言ってごらん?」

と言うと、突然に話さなくなるのです。


「言いたい時に言うんだから、強要しないで!」

と言わんばかりにむすっと顔(笑)


それなのに、

家族の話は9割を理解している様子で、

「これ、お兄ちゃんのところに持っていって」は

通じる。



言語の習得は耳からなんだなぁ。

聞く、話す、書くの順番で覚えるんだなぁと

ひらがなを覚え始めた息子と

聞けるが話さない娘を見て、

思う日々なのでした。






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