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モロッコの屋台 エスカルゴ煮

モロッコといえば、マラケシュなどのフナ広場でたくさんの屋台が並んでいる光景をテレビで見たことがある。

街中にはたくさん屋台があるのだろうな、と想像していたのだが、予想と違い普通の街頭に屋台はそこまで多くない。

ただ、どの街にもなぜかエスカルゴ屋台が1つは存在している。

このエスカルゴが美味しい。

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日本では食卓に並ぶ機会がほとんどないエスカルゴだが、こちらの地域では一般的な食材である。
エスカルゴってかっこいい名前がついてはいるものの、要するにカタツムリだ。

これが、醤油ではない茶色いスープで煮込まれている。
八角が入っているような風味があるのだが、見た目にそぐわずかなり美味しい。

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小さい器に山盛りのエスカルゴと、煮込んだスープがセットでついてきて5DH(60円くらい)だ。
写真はエスカルゴを半分くらい食べてしまってから撮影してしまった。

エスカルゴ自体の味は、食感のないツブのような感じと言えばいいのか、なんとも形容し難いのだが、美味しい。
煮込むスープの味が屋台によって微妙に味付けが異なっているので、街に行くたびにエスカルゴ屋台で食べ比べすると楽しめるようにも思う。

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エスカルゴは、備え付けられている爪楊枝でくるんと取り、食べる。
食べ終わった殻はこの緑の殻入れにぽいぽい入れていく。

手を拭くためのティッシュはあるが、もちろん消毒液などはないので除菌ジェルとかあると便利だ。

肌寒い日は地元の人たちもこぞってこのエスカルゴ屋台で小腹を満たす。
地元のB級グルメをみんなで一緒に楽しく食べる空間は楽しい。

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現在、このエスカルゴに夫が夢中である。
先日昼食を遅めに取ったからか、夕飯をしっかり食べるほどでもない際に、鍋を持参してテイクアウトを試みた。

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断られるかと思いきや、お兄さんは大歓迎な様子。
たくさん入れてくれた。

屋台の料理を家で座って食べられるなんて最高だ。

外で立ち食いが面倒な時にはテイクアウトできることがわかってしまったので、しばらく我が家でのエスカルゴブームが続きそうである。

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