パタゴニアに服を長く着る大切さを学ぶ(読書メモ:社員をサーフィンに行かせよう)
パタゴニア創業者イヴァン・シュイナード氏による「社員をサーフィンに行かせよう」を読むと、パタゴニアが環境危機に果敢に取り組んでいる姿勢が分かる。
パタゴニアはクライミング用具のピント製作から事業をスタートしたが、ピントが岩壁を傷つけることを認識し、販売を中止して岩壁を傷つけないアイテムに移行した。
また、アパレル事業が順調だった時に、原料のコットンを栽培する畑が化学肥料に汚染されていることを発見し、すべての製品にオーガニックコットンを使用することを決断する。
さらに、環境保護に関するNGOへの支援も行い、売上の1%または最終利益の10%を寄付する取り組みも継続している。
私も昨冬、パタゴニアのダウン購入し、パタゴニアスタッフの対応には感銘を受けた。購入翌日にダウンに穴が開いてしまい、中のフェザーが飛び出てきてしまう。購入店に持ち込んだところ、修理を即座に行ってくれるだけでなく、手入れ方法なども丁寧に教えてくれた。パッチで修繕されたダウンを「これで世界に1つのアイテムですね」と笑顔でお姉さんに言われ、長く大事にしようと思った。
一消費者として、環境危機に対応するブランドから、長く使える商品を選び、壊れても修理して愛用することが重要だと思う。パタゴニアは、購買行動に新たな気付きを与えてくれるブランドであり、パタゴニアを「買い」と自信をもってお勧めしたい。
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