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第100回箱根駅伝出場校紹介(7)「法政大学」

今回ご紹介するのは法政大学。大逆転で見事に10位となりシード権獲得から1年、チームが順調に成長し3位まで狙えるチーム状況に。坪田監督の下ますますチーム力が上昇するオレンジエクスプレスこと、法政大学の大学紹介である。


法政大学

1880年に日本の私設学校として初めて法律専門学校として設立された法政大学は、バンカラな気質としても知られている大学だ。文化祭での飲酒OKなど、なかなかに尖った法政大学だが日本の私立大学の中で古くからある法学部をはじめとした多くの学部学科を持つ総合大学でもある。

2022年度は人気も急上昇しており、市ヶ谷にあるキャンパスと緑豊かな多摩キャンパスなどバンカラ気質とは異なり非常に人気も高い。

様々な分野に卒業生を輩出しており映画監督の園子温さん、女優の高畑充希さん、前総理大臣の菅義偉さんが在籍していた。
スポーツ関係でも古くからの強豪が多くある。野球部には江川卓さん、陸上短距離では為末大さん、金丸祐三さん、バスケットボールでは日本代表ヘッドコーチを務めた鈴木貴美一さんがいる。
サッカー部でも日本代表に選ばれた上田綺世選手が在籍していた。大学院では大相撲横綱だった日馬富士公平さんも卒業生である。

今シーズンのチーム成績

出雲駅伝 9位
全日本大学駅伝予選敗退

春シーズンは思いがけない形で全日本大学駅伝予選会敗退という結果になったり、駅伝シーズンで唯一出場した出雲駅伝では9位でフィニッシュ。レース展開としては特に大きな見せ場自体はなかった。

しかし、特殊区間の経験者が残りエース格である松永伶くんが上尾ハーフマラソンでも好走するなど選手育成に定評がある坪田さんらしいきっちりと戦えるチームに今シーズンもなりつつあるはず。

坪田監督も「すごく収穫のある大会となった」と一定の手ごたえを得て残る箱根駅伝に照準を合わせ、結果3位の位置まで狙える7位でフィニッシュ。主要区間で結果を出した選手も多く、今シーズンはさらに上を狙えるか。

「育成の法政」が虎視眈々と牙を研いでいる。

監督

坪田智夫

2012年から母校で指導者として活動しているかつてのエース。
駿河台大学の徳本監督とは先輩と後輩の間柄で76回大会では区間賞も獲得し、オレンジエクスプレス旋風を巻き起こした。

指導者としても東京オリンピック代表に青木涼真選手と坂東悠汰選手を育成し輩出しており、指導者としての手腕も極めて高い。

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