見出し画像

KOK2023勝手に応援企画(10)「CHICO CARLITO」

沖縄出身のラッパーは近年非常に多い。AwichさんにRude-αさん、D.D.Sさん。本州から遠く離れた場所で米軍基地が多いという風土から、独自のHIPHOPカルチャーが形成されている。

その中でも一人、KOK2023に出場する純度高い沖縄のMC。それがCHICO CARLITOさんだ。フリースタイルダンジョンなどで見せた「島人魂」を見せつけることができるか。


UMB2015王者

R-指定さんの3連覇。その伝説に幕を下ろした後の大会がUMB2015。絶対王者不在の中で行われた中チャンピオンとなったのが目まぐるしいスピードでシーンを駆け上がっていく若者だった。CHICO CARLITOさんの成長速度はとてつもないものがあった。

「聞かず嫌いだった」というHIPHOP。しかし、上京してからはMCバトルに精力的にエントリー。戦極MC BATTLEやTHE罵倒等の主要な大会で常に好成績を残す。2014年に戦極で優勝するとその勢いは止まることを知らず、ラップを始めてから3年目の2015年末に優勝。

その後の活躍は言うまでもなく、フリースタイルダンジョンのモンスターとしてのレギュラー出演などスターダムに上っていった彼は2018年にバトルを一旦引退。その後3年ほどの雌伏を経て再びバトルに復帰。

何といっても半テンポ程遅れてくる独特のライミングを武器に多くのヘッズを唸らせ、その明るい人柄も相まって復帰後も再び人気を獲得している。

バトル復帰後であっても「チコカリオリジナル」な独特のライミングを見せながらバトルシーンを席巻し続けている。すでに楽曲でも名の知れたCHICOさんはKOK初出場となる。

代表曲

ラップ好きならば一度聞いたことはある「リーズナブルな完成度+透け透けまくりなイミテーション」というこの楽曲にもCHICOさんは参加。1500万回以上再生されている楽曲でもスキルフルなラップを見せている。

また、ほかにも高い評価を得ることができている。

戦極優勝の賞金で作成された楽曲も高い評価を受けており、バトルMCとしてではなくアーティストとしての側面も非常に強くなっている。

元々メロコアのバンドもやっていた経験を持つCHICOさんは元々音楽は好きだったし、歌うことも好きだったという。その中でHIPHOPは聞かず嫌いだった彼がラッパーとなりもう10年経つ。

アーティストとしての彼として立つのかそれともラッパーとしてのCHICOさんとして立つのか。明日、彼がステージで何をかますのか。いよいよ待ち遠しくなってきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?