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99回箱根駅伝春シーズンチームレビュー「パワフルパワー2022」(4)

これで20校すべてを紹介したぜ。パート5は少し遅くなるかもだけど、出場していない大学の選手を適当に紹介していければと。

中央学院大学

野武士軍団と呼ばれた中央学院大学だが、前回大会では1区から流れに乗れず16位と低迷。途中盛り返した区間もあったが、終始凸凹した駅伝にはらしさも無かった。果たして今シーズンはどうなるか。

欠場者が目立った関東インカレ

箱根で苦しんだのは主力選手の負傷が大きな原因だった。関東インカレではコンディションが上がらないのか、怪我の状況が思わしくなかったのか欠場が相次いだ。唯一4年生の上野くんが入賞したが、全体的に結果は芳しくなかった。前回も予選会で栗原選手がラストスパートを見せて日本人トップでゴールをしなければ厳しい展開となっていただけに、奮起が求められる。

『パワフルプレイヤー』

吉田礼志
昨年は1年生ながら2区に出走し区間19位という結果になったが期待されている証。そのポテンシャルを存分に発揮できているとは言えないが、10000メートルに出場し17位と結果はまずまずだった。夏から秋に向けて更なるレベルアップに期待をしたいところだ。

日本体育大学

前回大会では17位ながらも復路では19位、鶴見中継所で繰り上げスタートという屈辱も味わった。エースの藤本くん頼りという状況を覆すことが出来ずに昨シーズンを終えることとなった今回、雪辱を果たすことができるか。

とうとうモグスを越えた!

1500メートルと3000メートル障害での表彰台はもちろんだが、何より特筆すべきなのは大会記録となっていたハーフマラソンの記録が更新されたこと。エース藤本くんの強さは健在で、今大会も当然彼を中心にしてチームを作っていくこととなるだろう。それだけにチームの強化は不可欠だ。

『パワフルプレイヤー』

藤本珠輝
やはり強さを見せつけた絶対的なエース。まさかあれだけの強さを誇ったモグスさんの記録を塗り替えるとは信じられない思いもあるが、彼が現役ランナーの中でも強さを持っていることを見せつけるには十分な機会となったのではないか。

山梨学院大学

往路復路で終始振るわない結果となった前回大会。特に復路では20位と最下位に低迷することとなったのは、やはり主力選手の怪我が主たる原因だろう。上田さんから指揮官を任された飯島さんも中々タフな状況に居るが、何とか巻き返せるか。

何とか1部残留の辛い結果

関東インカレも大苦戦だった。他部門でも苦戦が続き、何とか最後は留学生ランナーのムルワくんが5000メートルで結果を残し何とか残留。長距離部門では他の選手も苦戦し、1500メートルでは都築くんが3000メートル障害で中込くんが決勝に何とか残った。夏から秋に向けてはどれだけ練習を積めることができるか。

『パワフルプレイヤー』

ボニフェス・ムルワ
昨年まで在籍していたオニエゴ選手に隠れていた、爆発力の高い留学生。5000メートルで4位入賞し何とか1部残留を果たした功労者だった。ロードでの適性はまだ未知数だが、彼が活躍をしてくれないと正直山梨学院は厳しいというのが本音だ。

駿河台大学

初出場ながらも繰り上げ無しで完走という結果を出した前回。復路だけで言えば15位という結果は本人たちにも自信となったはずだ。もちろん、予選会はタフな状況となるだろうが着実に実力を付けて箱根路に戻ってきてほしいものだ。

2部降格も、きらりと光るランナー

インカレ1部から2部へと降格することとなった今シーズンだが、留学生のゴッドフリーくんが5000メートルで2位と結果を残し、また決勝に1年生ながら東泉くんが残るなど、キラリと光ったランナーも居たのも事実。また、ハーフでは永井くんが12位と結果を出したのも印象深い。

『パワフルプレイヤー』

永井竜二
前回大会では5区で区間最下位という結果だったが、今回のインカレ1部で12位とハーフマラソンで結果を残した。欠場した清野くんと併せてエース格となることが期待されているだけに、更なる成長に期待したいところだ。

専修大学

前回は1区で4位となるなどスタートダッシュに成功するものの、エース格が多く居た2区で勢いが止まり、更には3区でアクシデントとレースプランが大きく狂う結果となった。本来長谷川監督がイメージしていたレースプランを描くためにも実力アップは不可欠だ。

中間層の強化が進んでいるか?

関東インカレでは思うような結果こそ残せなかったものの、5月18日に行われた絆記録会では自己記録の更新をした選手が5名出るなど着実に強化は進んでいるように思える。しかし、できるならばキサイサくんの10000メートルの自己記録と同じだけのタイムを持つ選手が、あと5人は欲しいところ。厳しい予選となることに間違いはなく、強化は必須だ。

『パワフルプレイヤー』

佐藤真也
高校時代は1500メートルを中心に競技をしていた一方で、駒澤大学高校では駅伝ランナーとしても活躍していた。1年生ながら関東インカレデビューを果たした彼のポテンシャルの高さにも期待をしたいところだ。

ということで20校紹介終了。頑張った。でも、もうひと踏ん張り。

男だろ(ぇ


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