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箱根駅伝出場校紹介2023(5)「東京国際大学」
さてさて、続いては前回5位の東京国際大学。出雲初優勝を含めた勢いに乗った戦いができるかと思った前回の箱根も、チームとして主力選手がらしさこそ見せたものの全体的には悔しい結果に。
捲土重来を期した今年についてもじっくりと書いていこうと思う。
東京国際大学
1965年に設立された東京国際大学は世界70か国の留学生が学び、英語教育、国際人教育に力を入れ、米国にアメリカ校を開校するなどの取り組みがある。
入学は容易でも卒業が難しい大学と言われ、それだけに現在でも各企業から東京国際大学卒業生の評価はとても高いらしい。東洋経済での「本当に強い大学ランキング」にて全国800ある大学の中で23位とその評価はとても高いことがうかがえる。
なお、予備校の一橋学院は同じ学校法人として運営されている。
近年は運動部の活動に強化を入れており、陸上だけでなく野球・女子サッカー・ゴルフ・女子ソフトボール・硬式テニス・ウエイトリフティングは強化対象として入っている。
卒業生には大槻ケンヂさんやエレファントカシマシの宮本浩次さん、陸上部の卒業生として相澤晃選手との「デート」で話題となった伊藤達彦選手が居る。
今シーズンのチーム成績
出雲8位
全日本11位
絶対的エースであるヴィンセントくんを欠いて2つの駅伝に挑んだが、いずれにしても苦しいシーズンとなった。日本人エースであり、箱根駅伝で3区区間賞を獲得した丹所健くんも出雲では3区区間5位、全日本2区区間8位では巻き返すのは難しいか。
特に全日本では丹所くんとムセンビくん以外は全員区間2桁という結果に終わっており、つくづく駅伝の難しさを痛感するシーズンとなったのでは。
箱根へと向けての目標はシードということになるだろうが、そのゴールに向けては丹所くんとヴィンセントくんあるいはムセンビくんに比肩するような活躍を見せてくれるランナーがもう2人欲しいところ。
パワフルプレイヤー:イエゴン・ヴィンセント
イエゴン・ヴィンセント pic.twitter.com/zUhW5cjJ32
— おく (@kentaro_1016) June 1, 2022
彼もまた、最終学年に苦しいシーズンを送ることとなっているようだ。3大駅伝の2つを欠場した結果、いずれも厳しい結果に終わったことからも彼の存在の欠如が如実に現れた。
恐らく箱根には間に合うだろうが、1年2年の時に見たあの衝撃的な走りができるのか?という不安も抱える。いずれにしても山谷くん-ヴィンちゃん-丹所くんとなるであろうこの区間でロケットスタートをかますことが東京国際の戦略としては重要になると思われるので、回復を急ぎたいところだ。
監督
大志田秀次
#中央大学 学員時報より
— 中央大学広報室 (@Chuo_PR) February 27, 2017
陸上競技部長距離ブロック 藤原正和 監督(平15文)と大志田秀次さん(昭60商:東京国際大学駅伝部監督)にお話をうかがいました。
箱根駅伝予選会からスタート チームの理想、チームのこれからhttps://t.co/WCEaJN9XY3 pic.twitter.com/ofRgLkF92B
箱根駅伝最多優勝校でもある中央大学にて優勝に導いたコーチを始め、指導経験は極めて豊富。また、大変な勉強家で箱根駅伝優勝校でもある東洋大学と青山学院大学に選手と一緒に「短期留学」をしに行ったことも。とても腰が低いことで有名だということで、東京国際大学の優勝を祝福した監督も多かったのだとか。
ただ既にその存在は他大学の脅威ともなっており、大志田監督の手腕がそれだけ優れている何よりの証左となっている。
さあ、次は大志田さんの母校中央だよ?
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