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KOK2021勝手に応援企画2021年大会感想「全員、主役」(1)

はい。ということで、FORKさんの優勝で幕を下ろした2021年大会。

最後は駆け足になってしまったが、呂布さん優勝という予想を大きく覆しただけでなく、どのMCも素晴らしいパフォーマンスだったように感じてならない。

そこで今回は4回に分けて、出場した各MCたちについて感想とKOKの所感などを述べていければと思う。

オープニングアクト

毎年KOKではオープニングアクトにストリートを感じさせるラッパーたちのライブなどが行われる。2017年大会はTABOO1さんのグラフィティアートだったし、2019年はanarchyさんのライブからスタートしたわけだが、今年はRYKEY DADDY DIRTYさんのライブからスタートした。

ハードなバックボーンを持ち、つい2年ほど前には刑務所で生活をしていたRYKEYさんのライブはどこか穏やかなメロディーとクールなパフォーマンスでヘッズを魅了していた。いかにKOKという大会がストリートという文化から作り上げられてきたかを我々に教えてくれる素晴らしい機会となった。

Yella Goat

初戦でFORKさんと対決するも敗退。1バース目はらしさが出ていたが、そこから失速してしまったか。
だが、乗せ方や音楽性の高さはこれまで彼を知らなかったヘッズたちにも十分に届いているはずだ。どこかMU-TONさんとRAWさんをほうふつとさせるようなラップとなっているが、2022年彼はどういう路線を取るのか今後に注目したい。

Venom

気合十分で臨んだバトルもSKJさんとのピースなバトルの前に惜しくも敗退。だが、SIMON JAPさんとのバトルでの印象が強かった自分としては、一見するとめちゃくちゃ怖い人という印象から、とても筋が通った格好いいラッパーということを再認識。
KOKという舞台が相応しいラッパーの一人であることを、彼もまた証明して見せた。

PONEY

CHEHONさんとのバトルは難しいバトルだった。これは完全に観客の好みだったと思う。ただ、戦いに来た・勝ちに来た相手に対して少しピースさが出すぎていたか。バトルという主眼になるとやはりCHEHONさんに軍配が上がるのは自然だった。
決してぼろ負けというバトルではなく、通すべき筋は通していたのでは。
最後に一言。ナイスパニック!

智大

まさか寝っ転がるとは思いませんでした。あれはずるい。だが、単純にバトルという点では完全にCIMAさんの勝ちでしょう。なんでも交通事故にあったとかで立ち上がるのもしんどかったようで。そんな中でもラップができるのもまた、HIPHOPである。
どうかゆっくり養生してくださいませ。

ということで、パート2に続くぜ。

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